アイコン 全国一のタクシー会社「第一交通産業」(北九州)/3月決算  回復振り明確に

第一交通同社の分譲事業は、分譲マンション事業と戸建分譲事業とがある。分譲マンション事業は、あちこちで建て過ぎた結果、当決算期は完成在庫の販売に取り組み、大分・鹿児島エリアにおいて、販売代理会社へ販売を委託した。
新規供給は、北九州市内における創業50周年記念プロジェクト「グランドパレスブランシェ企救丘」(233戸)の大型物件を販売開始、福岡市内における大和ハウス工業との共同事業の「プレミスト千早タワーツインマークス」(518戸:同社25%、栄泉不動産から引継ぐ)を販売開始し、共に好調に推移している。

戸建住宅は、第一ホーム㈱の「ユニエクセラン」を、北九州・福岡の両都市圏において供給を開始し、好調に推移している。
売上高は、完成在庫の販売に注力したマンションにおいて85億70百万円(前年比14.0%
増)、当年度から第一ホーム㈱の「ユニエクセラン」の引渡しを開始した戸建住宅において9億57百万円(同9.1%増)のほか、プロジェクト用地の一括販売を含むその他32億71百万円を加えた結果、127億99百万円(同46.3%増)となったが、営業損失は▲1億70百万円となったとしている。
 完成在庫の叩き売りすれば、経費倒れで当然赤字になろう。
なお、タクシー事業は、売上高は472億08百万円(前年比1.7%増)となり、燃料価格が高止まりしている中で営業所の統廃合による合理化と様々な経費削減に取り組んだこと、並びにグループ内の厚生年金基金の運用収益が発生したことによる退職給付費用の減少により、営業利益は18億80百万円(同20.2%増)となった。
平成23年3月31日現在のタクシー認可台数は、東京地区を始めとした都市部を中心に10%程度の減車・休車を実施したものの、大阪府・京都府・滋賀県・福井県に所在の京阪電気鉄道㈱のタクシー子会社6社(合計656台)及び山口県下関市のゴトウ第一交通㈱(26台)並びに徳島県徳島市の眉山タクシー㈱(事業譲受28台)の買収等により、138台増加の6,892台となり、営業エリアも33都道府県に拡大したとしている。ほか略。
 

連結/百万円
売上高
営業利益
経常利益
当期利益
10年3月期
70,652
3,330
2,629
761
11年3月期
74,178
3,520
3,004
1,566
前期比
105.0%
105.7%
114.3%
205.8%
12年3月期通期予想
79,700
4,600
4,000
1,620
12/3予想/11/3期比
107.4%
130.7%
133.2%
103.4%

[ 2011年5月23日 ]
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