アイコン 震災にいち早く支援申し出た神戸物産/4月中間期 増収増益

神戸物産同社は関西・中国で業務用スーパーを展開しているが、東北大震災ではいち早く支援を申し入れ、また金銭外にも漬物など多くの被災民に喜ばれる物資を提供している。何が被災民に必要で、何が神戸物産としてできるのか、神戸大地震も経験しており、沼田代表が即決したのであろう。高感度上昇である。
同社の業績は好調そのものである。業務用スーパーとしてどこよりも安くを念頭に展開しており、店舗数は、新規出店20店舗、退店が3店舗、純増17店舗の結果、総店舗数は560店舗となっている。 

一方で、同社は、食品メーカーとしての供給責任を果たすべく、製販一体システムの強化に取り組んでいる。農業プロジェクトを展開する㈱神戸物産エコグリーン北海道では、「安全・安心」な原材料を安定供給するために事業用地の取得を進め、当第2四半期末現在の総取得面積は811.1ヘクタールまで拡大し、これまで日本ではみられなかった大規模農法による作物の栽培を進めている。また、3月28日に設立した㈱エコグリーン埼玉では、農地の開墾時に発生する雑木を粉砕したおがくずの一部を使用した菌床をつくり、「生きている無農薬キノコ」の栽培に取り組むなど、エコロジーの考え方を重視した循環型農業の実践に取り組んでいる。
スーパー経営者で、これほどまでのチャレンジをしている経営者はいるのだろうか。
 

連結/百万円
売上高
営業利益
経常利益
当期利益
10年10月期第2四半期
67,933
1,306
1,372
536
11年10月期第2四半期
75,264
2,019
2,138
1,266
前期第2四半期比
110.8%
154.6%
155.8%
236.2%
11年10月期通期予想
145,000
3,020
2,920
1,600
10年10月期実績
138,234
2,851
2,843
948
09年10月期実績
125,998
762
575
244
通期予想/前期比
104.9%
105.9%
102.7%
168.8%

 
[ 2011年6月 9日 ]
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