アイコン 渡辺木材工業(株)・羽幌木材加工協同組合/自己破産へ

木材販売の渡辺木材工業(株)(北海道苫前郡羽幌町緑町52、代表:渡辺真一)および関連の羽幌木材加工協同組合(北海道苫前郡羽幌町緑町46、代表:渡辺孝吉)の両社は7日28日事業停止、事後処理を向井清利弁護士(電話011-271-4063)に一任して、自己破産申請の準備に入った。
負債額は渡辺木材工業が約9億円、羽幌木材加工協同組合が約2億円。
 

渡辺木材工業は昭和6年3月創業の木材業者。製材や集成材の製造を行い、仕入製材の販売などにより平成17年9月期には約11億円の売上高を計上していた。
しかし、利益率の薄い製材をやめ、集成材に特化したが、安価なカナダや東南アジア等の外材との競合やサブプライムローン問題の進行から建築業界の市場が収縮、同社製品の需要も冷え込み、平成22年期には5億円まで売上高が減少した。この売上高では、設備や経費が賄われず、赤字を露呈。更に今3月に発生した東日本大震災により、建築需要が急激に落ち込み、更に売上高が激減、資金繰りの目途が立たなくなり、今回の事態に至った。
集成材の加工を行っていた羽幌木材加工協同組合は協同組合ながら、渡辺木材工業と業務面・財務面でも関係が深かく一緒の破綻となった。
 

[ 2011年7月29日 ]
モバイル
モバイル向けURL http://n-seikei.jp/mobile/
スポンサードリンク

※Google・Yahoo japan!・Twitter・ライブドア・はてな・OpenID でログインできます。

コメントする

関連記事

  • この記事を見た人は以下も見ています
  •  
  • 同じカテゴリーの記事です。
  •   
Google サイト内検索