アイコン ルネサス エレクトロニクス巨額赤字を前に身売り始まる?

東日本大震災によるサブライヤーチェーンの崩壊の中心会社となってしまったルネサス エレクトロニクス(日立と三菱が集積回路部門を統合させた合弁会社)は、震災で内部が崩れた工場により長期にわたる工場閉鎖により、巨額損失が見込まれる(全世界の損失を考慮したら天文学的な損失であろうが)。
そうしたことからか、ムラタ君の村田製作所にパワーアンプ事業および㈱ルネサス東日本セミコンダクタの長野デバイス本部(長野県小諸市)の事業(パワーアンプ製造工場)を譲渡することで基本合意に達した。

村田製作所は、携帯電話端末向けFEM(フロントエンドモジュール)で世界トップレベルのシェアを保持しているが、パワーアンプを含めたアナログフロントエンドの複合化を進め、事業拡大するためパワーアンプ技術の強化を検討していた。
また、これまでルネサスのパワーアンプ事業は、主としてパワーアンプ単品モジュールで端末メーカへ供給をしてきたが、スマートフォン拡大を受け、更なる事業強化のためにはFEM部を含めた複合化への対応を早急に検討、実施する必要があった。こうしたことから今回パワーアンプを製造する長野デバイス本部を譲渡するとしている。 

それにしても、世界を震撼させた天井まで崩れたルネサスの震災被害工場は、どこのゼネコンが請け負ったのだろうか。最新鋭の集積回路の製造機器が無塵室に並んでいる工場の建屋があれではひどすぎる。設計会社の責任でもあろう。
東京電力福島第一原発の殆どノーズローの津波対策と一緒のようである。
 

[ 2011年8月 2日 ]
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