アイコン 日本風力開発/NAS電池売却損17億67百万円計上へ

風力発電同社は、商品として所有しているNAS電池(ナトリウム・硫黄電池)の一部について仕入先へ返品、および完全子会社の松前風力開発㈱が固定資産として所有しているNAS電池の一部を購入先に対し、購入価格を大幅に下回る価格で販売することを決定した。
その結果、今第2四半期において、この2件の取引による損失を特別損失として17億67百万円計上すると発表した。

今回の取引の要因
風力発電事業は、補助金が廃止されたことによって、建設途上であった風力発電所の建設の棚上げ状態が継続している。この状況を踏まえ、同社グループで保有するNAS電池を資金化し、未払いとなっている購入代金の支払などを実施していく必要がある。更に、東北地域に甚大な被害をもたらした東日本大震災により、同地域における電力の確保及び電力安定供給のための対策が喫緊の課題となっている。同社NAS電池取引先から、震災復興のために利用することを想定して、本件NAS電池を取得し、メーカーに転売する旨の連絡があり、売却を実行するもの。

同社の資金繰りは、かなり苦しいようである。早期に自然再生エネルギーとして補助金を復活させないと同社は危なくなる可能性がある。
 

連結/百万円
2009年3月期
2010年3月期
2011年3月期
売上高
6,858
5,112
5,246
営業利益
2,627
-784
-2,459
経常利益
1,861
-2,406
-3,626
当期利益
630
-2,394
-5,696
総資産
73,976
103,267
86,235
自己資本
16,049
19,031
12,668
資本金
7,121
9,866
9,866
有利子負債
46,807
51,787
47,058
自己資本率
21.70%
18.40%
14.70%

 
[ 2011年9月 1日 ]
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