同社は平成元年６月創業の生コン業者。ゼネコン向けに売上高を伸ばし、平成１８年１月期には約３１億円の売上高を計上していた。その後も売上高を伸ばし平成２３年期には約４９億円の売上高を計上していた。しかし、セメント価格の上昇など材料費の値上がりで薄利販売となり採算性に乏しく、ゼネコンの業績悪化から売掛金の回収も長期化するなか、大口の取引先として関係が深い藤成商事（株）（負債額約１２０億円、大阪市北区）が自己破産申請に向け１１月３０日事業を停止したことから、同社は連鎖して今回の事態に至った。
今時、安価で販売して納入先を拡大してきたことから建設現場が大変だろう。