アイコン ドーヴァル海運(株)/民事再生申請 負債額約150億円

外国航路ケミカル輸送船のドーヴァル海運(株)(東京都中央区新川1-16-3、代表:柳智啓)は12月2日、東京地方裁判所へ民事再生法の適用申請を行った。申請代理人は吉田広明弁護士(電話03-5219-5151)。監督員には加々美博久弁護士(電話03-6203-2211)が選任されている。
負債額は、子会社債務保証も含め約150億円。
 

 同社は昭和48年8月設立されたケミカル輸送船業者。ケミカルタンカー輸送の中堅として、海上運送オペレーター業務をJANZ(=日本、オーストラリア、ニュージーランド)航路を中心行っていた。受注先の荷主は米石油メジャーや大手ケミカル会社、国内は大手商社である。輸送荷は、バイオディーゼル、バイオエタノールベンゼン、パーム油、アンモニアなど石油基礎製品や燃料油など扱い平成20年9月期の売上高は約235億円を計上していた。
 しかし、リーマン・ショックにより世界経済が低迷、連れて荷動きが鈍化して売上高が減少するなか、用船料金を上昇、燃料費も上がり採算を悪化させていた。そのため用船数も大幅に減少させ対応してきた。ところが、急激な円高も発生して、海外客がドル建て決済としたことから、円高の影響を直接受け、採算を悪化させ、今回の事態に至った。

[ 2011年12月 2日 ]
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