アイコン 京セラ/3月期第3四半期 円高直撃 23%利益減

同社は、当期9ヶ月通算の平均為替レートは、対米ドルは前年同期の87円に比べ8円(約9%)円高の79円、対ユーロは前年同期の113円に比べ2円(約 2%)円高の111円となった。この結果、前年同期に比べ売上高は約325億円、税引前四半期純利益は約75億円、押し下げられた。
円高の影響に加え、デジタルコンシューマ機器向けの部品需要の伸び悩みや通信機器関連事業の売上高の減少等により、当期9ヶ月通算の連結売上高は、前年同期の9,569億14百万円に比べ715億25百万円(7.5%)減少の8,853億89百万円となった。

営業利益は、前年同期の1,197億69百万円に比べ313億96百万円(26.2%)減少の883億73百万円。税引前四半期純利益は、前年同期の1,331億36百万円に比べ305億32百万円(22.9%)減少の1,026億4百万円。当社株主に帰属する四半期純利益は前年同期の937億17百万円に比べ216億7百万円(23.1%)減少の721億10百万円となったとしている。
同社は円高による大きな負はあるものの、欧米の不景気が同社決算を直撃しているとした方が実態であろう。
欧州はユーロで一体化しているため、景気が回復するには長時間を要するものと思われる。それ以前に、各国の財政や経済が弄ばれないように、必要悪なハゲタカファンドとハゲタカ格付機関の殲滅が前提であろう。

連結/百万円
売上高
営業利益
経常利益
当期利益
11年3月期第3四半期
956,914
119,769
133,136
93,717
12年3月期第3四半期
885,389
88,373
102,604
72,110
前年同期比
92.5%
73.8%
77.1%
76.9%
12年3月期予想
1,180,000
100,000
113,000
78,000
11年3月期実績
1,266,924
155,924
172,332
122,448
10年3月期実績
1,073,805
63,860
60,798
40,095
09年3月期実績
1,128,586
43,419
55,982
29,506
08年3月期実績
1,290,436
152,420
174,842
107,244
今期予想/前期実績比
93.1%
64.1%
65.6%
63.7%
 
[ 2012年1月31日 ]
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