アイコン オリンパス関連会社 日本エコロジア(株)/民事再生法申請

日本エコロジア(株)  [東京] 除菌・洗浄剤販売
東京商工リサーチ

民事再生法申請 / 負債総額 約5億円

~オリンパスの持分法非適用関連会社~

TSR企業コード:29-583002-6

 日本エコロジア(株)(渋谷区代々木1-43-7、設立平成15年11月、資本金1億4900万円、西嶋康祐社長、従業員9名)は1月5日、東京地裁に民事再生法の適用を申請した。

 申請代理人は内田公志弁護士(内田・鮫島法律事務所、港区西新橋1-20-3、電話03-5511-6211)ほか。

 負債総額は約5億円。

殺虫剤・殺菌剤・土壌改良剤等の研究開発を手がけていた。天然植物成分100%の殺虫・除菌剤などを開発し、50社前後の代理店を通じて外食産業などで利用されていた。

 研究開発段階を経て売上を計上したのは平成19年12月期以降だったが、その後の新型インフルエンザ流行による特需で売上を伸ばし、平成21年11月期には年商約4億9200万円をあげていた。

 しかし、インフルエンザ流行の終息に伴う在庫負担や新規事業の伸び悩みなどから経営が悪化、平成22年11月期は年商約1億8000万円にまで落ち込んでいた。また、研究開発費の負担から金融債務も過大の状況が続き、今後の見通しが立たず今回の措置となった。

  なお、当社はオリンパス(株)(東証1部)の損失計上先送りに利用したとされる関連企業の1社、NEWS_CHEF(株)(港区)から平成19年6月に出 資を得るなどしていた。また、オリンパスの損失計上先送り等に関する第三者委員会調査報告書(平成23年12月6日公表)によると、NEWS_CHEFは 債務超過を解消するために1億3500万円で取得した日本エコロジア株式を平成20年3月期にオリンパスに対し18億円で売却し17億円の売却益を計上。 その後、平成22年3月期にオリンパスは単体決算で18億円全額の有価証券評価損を計上していた。

 申請代理人によると「オリンパスの損失先送り問題と今回の当社の民事再生法申請は直接の関連性はない」としている。

 

[ 2012年1月 6日 ]
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