アイコン サンズ(株)/事業停止

電化製品のファブレスメーカーのサンズ(株)(東京都渋谷区代々木4-32-3、代表:谷脇祥文)は1月10日、事後処理を平山大樹弁護士(電話03-5511-4400)ほかに一任して、事業を停止した。負債額は約2億円。

同社は平成15年2月設立の小粒ながらLEDバックライトテレビ、DVDプレーヤー、ブルーレイディスク装置、ホームシアター装置などの電化製品を中国の生産委託先で製造させるファブレスメーカー。
欧州や中近東などへの海外卸販売や国内ディスカウントストアーへも卸し、平成22年3月期は10億円以上の売上高を計上していた。
しかし、薄利商売のため、売上高が上がるととも生産委託先への先行資金に事欠き、金融機関も支援してくれず、資金繰りは多忙状態となっていた。さらに欧州景気の悪化で売上高も8億円台(平成23年期)まで減少、これ以上支えきれず、今回の事態に至った。

[ 2012年1月12日 ]
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