アイコン 神戸ハーバーランドの神戸阪急が撤退

売上高はピーク時の半分以下

業績低迷を受け、約20年間続いた神戸ハーバーランドの百貨店「神戸阪急」が3月11日をもって営業を終了した。

跡地にはイオンが商業施設を2013年に開く予定。

周辺の商業施設の相次ぐ撤退で地域全体の集客力が低下し、売上高はピーク時の半分以下に落ち込んでいたという。

2011年(平成23年)12月14日から行われている閉店セールで、セール期間中の入店者数は前年同期比1.5倍になっており、11日の最後の日も大勢の客で賑わった。

 

神戸阪急

 

神戸阪急概要
国鉄湊川貨物駅跡地再開発計画で開発された「神戸ハーバーランド」の核店舗として、1992年(平成4年)10月1日午前10時に開業した。売り場面積は約33,278平方メートル。

開店のオープニングセレモニーには東宝芸能所属の沢口靖子や、宝塚歌劇団雪組スターの一路真輝や娘役トップスターの紫ともをはじめとする生徒が参加し、阪急百貨店の社長や副社長ととにもテープカットを行った。

店舗のデザインは、フランスの豪華客船であるノルマンディー号をヒントにしており、店舗中央には、「ロタンダ」と名づけられた、1階から6階までの高さ62メートル、直径16メートルの吹き抜けがある。

1995年(平成7年)1月17日に発生した阪神・淡路大震災により建物が被災し、営業を休止。その後3月10日午前11時、地階から地上3階までのフロアで先行して営業を再開し、4月26日に全館で営業を再開した。

開店5年後の1997年(平成9年)3月期には259億円の売上高があったが、その後下げ止まらず、2011年3月期の売上高は91億4300円、2011年3月期はピーク時の35パーセントにまで落ち込んでいた。

1995年と1996年度を除き赤字が続いていたため営業を継続していくことは困難と判断し、エイチ・ツー・オーリテイリングは2011年(平成23年)5月12日、賃貸借契約の切れる2012年(平成24年)9月30日までに神戸阪急を閉店させることを正式に発表。そして同年10月27日、閉店日を2012年(平成24年)3月11日にすることを発表した。

2011年(平成23年)12月14日からは閉店セールが行われ、セール期間中の入店者数は前年同期比1.5倍、売上は倍増した。

2012年(平成24年)3月11日午後8時の閉店予定時刻を過ぎると1階山側正面入口にて閉店セレモニーが行われ、神戸阪急の従業員有志らによる演奏が行われたあと、大西秀紀店長により閉店に際しての挨拶が行われた。その後、従業員約200人が頭を下げて見送り、午後8時35分に閉店した。

なお、跡地はイオンモール株式会社によって再開発の基本構想が策定され、再開発計画が推進される。新たな商業施設の開店は2013年の予定。


沿革

    1992年(平成4年)10月1日 - 開店
    1995年(平成7年)1月17日 - 阪神・淡路大震災による被害で休業
    1995年(平成7年)3月10日 - 地階から地上3階まで営業を再開
    1995年(平成7年)4月26日 - 全館で営業を再開
    2011年(平成23年)5月12日 - 閉店を発表
    2011年(平成23年)5月12日 - 閉店日が決定
    2012年(平成24年)12月14日 - 閉店セール開始
    2012年(平成24年)3月11日 - 閉店

WIKIペディアより引用

 

[ 2012年3月12日 ]
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