細田工務店/震災復興で首都圏の労務不足深刻に 今期決算大幅下方修正
東京杉並区と世田谷区をエリアに分譲住宅販売を展開している細田工務店は23日、今期3月期業績予想を大幅に下方修正した。
下方修正要因として同社は、東北エリアにおいて東日本大震災からの復興が本格化するのに伴い、住宅建設需要が増したことも一因して、首都圏において労務不 足が顕在化、予想以上に労務の確保が厳しい状況となり、当初計画の建物及び外構・植栽工事の完成日が遅延する事態となった。
その結果、主に都内の新規建売分譲物件の販売に際し、完成物件を案内しての販売対応に遅れが生じ、1月以降のご購入物件の検討と申し込み、住宅ローンの申し込みと審査期間、その後の契約に至る一連のスケジュールを進めていく過程において、当期の契約及び引渡しに間に合わない事態となったとしている。
全国的に建設事業が忙しい時、東京に九州の建設労働者が引っ張られることもあり、建設労働者不足になったこともある。それほど、東京の現場は、宿泊費はもちろんのこと、高労賃を提供することから、そうした事態に陥ったが、東北の震災復興では、今後現地に全国から集中することになろう。リーマン・ショック後かなり建設労働者は減っており、尚更のことである。全国で建設労働者の労賃は確実に上がる(上げなければ東北の復興現場へ出稼ぎに行ってしまうだろう)。
連結/百万円
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売上高
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営業利益
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経常利益
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当期利益
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2012年3月期前回予想
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20,700
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623
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140
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72
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2012年3月期今回予想
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16,300
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-150
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-660
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-750
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前回予想比
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78.7%
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2011月3月期実績
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19,168
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705
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282
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158
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