アイコン 中国人社員はスパイか?/ヤマザキマザック 2万件以上の技術情報不正取得

大手工作機械メーカー「ヤマザキマザック」(愛知県丹羽郡、売上高約3,000億円、グループ全従業員7,024人)の社員による機密データ不正取得事件で、名古屋地検は5月9日、元社員の中国人唐容疑者(31)=解雇=を不正競争防止法違反の罪で名古屋地裁に起訴した。

地検は認否を明らかにしていないが、捜査関係者によると、唐被告は「自分の勉強のためにやった」と起訴内容を否認しているという。

 起訴状によると、唐被告は2011年8月23日、不正な利益を得る目的で、パソコンから同社のコンピューターサーバーに接続。工作機械1機種に関する6件の設計図データを、私物のハードディスク(HD)にダウンロードし、同社の機密情報を不正に取得したとされる。

地検は「不正な利益を得る目的」について具体的には明らかにしておらず、今後の公判で示すとみられる。この事件では、唐被告は3月、データ2件を不正取得したとして愛知県警に逮捕された。この容疑は4月に処分保留となったが、別のデータ2万3600件の不正取得をめぐって再逮捕された。
 今回の起訴内容は、この2回の容疑には含まれておらず、地検は逮捕後に判明した新たな6件のデータ取得について起訴。再逮捕の容疑は処分保留としていた。以上、毎日など
が報じている。

中国が高性能の武器を作るためには、こうした工作機械の技術は必須アイテム、日本から中国向けの工作機械の輸出は、まだ品目が限られている。
そうしたことから、中国国家機関と結託した企業スパイとも見られるが・・・。そうしたスパイだったとしたら、既にダウンロードされた技術情報の殆どが中国に渡ってしまっているのだろう。
しかし、スパイだったとしても、立件するには、公安が当人をマークしていれば、公安がそれなりの情報を持ち、検察側に情報を引き渡すと思うが、マークしていなければ、本人がいう「自分の勉強のためにやった」ことが認められる可能性すらあり、立件は厳しいものとなる。単なる企業内の情報不正取得だけの問題となる。愛知県では公安のスパイ担当専従は少ないだろう。当人がスパイだったとしても、中国本国ならばいざ知らず、日本で金銭を受け取ったり、通帳に特段のお金が入金するようなヘマなことはしないだろう。

ヤマザキマザックにしても脇が甘すぎる。

[ 2012年5月10日 ]
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