アイコン 大末建設/3月決算 真赤々 受注残付

同社は、受注・施工に懸命な取り組んだが、震災後の労務者不足・労務単価の急騰による施工効率の悪化、工期を厳守するための対策費用の増加などによって工 事採算が悪化し、当期の業績は、受注高が388億26百万円(前期比▲7.1%減)、売上高が420億02百万円(前期比▲14.4%減)、営業損失が ▲5億87百万円(前期営業利益は12億06百万円)、経常損失が8億60百万円(前期経常利益は8億47百万円)、当期純損失が▲8億94百万円(前期 当期純利益は3億11百万円)となったとしている。

これまで、下請けタタキで利益を計上してきたゼネコンに対する下請けの強行姿勢が、震災復興工事を機に力関係が逆転している。また、官庁の発注労賃も下請け無視の価格を設定していたことから、東北では落札するゼネコンすら現れない事態に陥り、やっと官公庁も見直す動きとなっている。 
問題は、官庁=公務員の高い報酬=労賃に問題があり、工事現場の労賃は官庁によって限りなく、落とされ過ぎて来た経緯があり、若手職人も大幅に減じていることにある。

大末建設(単体)受注残高
     /百万円
前期末
当期末
前期末比
土木 官公庁
874
941
7.6
土木 民間
685
259
-62.2
土木計
1,560
1,200
-23.1
建築 官公庁
3,321
1095
-67.0
建築 民間
28,161
28,302
0.5
建築計 
31,483
29,397
-6.6
官庁工事計
4,196
2,036
-51.5
民間工事計
28,847
28,562
-1.0
総合計
33,043
30,598
-7.4
 
連結/百万円
売上高
営業利益
経常利益
当期利益
09年3月期
65,363
1,226
866
181
10年3月期
54,017
1,530
1,160
-770
11年3月期
49,050
1,206
847
311
12年3月期
42,002
-587
-860
-894
前期比
85.6%
 
 
 
13年3月期予想
42,500
650
370
250
13年期予/12年期比
101.2%
 
 
 
12年3月期
総資産
純資産
自己資本
自己資本率
 
35,465
4,217
4,217
11.9%
 
[ 2012年5月14日 ]
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