アイコン 清水建設/3月決算 大幅減益

同社は当期について、建設業界は、復旧・復興工事の出件が始まるなど、業界全体の受注高は、大幅に減少した前年度を上回る水準で推移したが、震災の影響による新規設備投資の中止・先送り、受注競争の激化による収益環境の悪化等、引き続き厳しい経営環境が続いた。
このような状況のもと、売上高は、完成工事高,開発事業等売上高ともに増加し、前期に比べ2.5%増の1兆3,361億円となった。

利益面は、開発事業等総利益は増加したものの、工事採算の悪化による完成工事総利益の減少により、経常利益は前期に比べ14.1%減少し161億円となった。当期純利益については、当社保有株式の評価損の計上や法人税率引下げに伴う繰延税金資産の取り崩しによる税金費用の増加などから、前期に比し▲86.8%減少し14億円となったとしている。
同社は、建築が約8割、土木が約2割であり、震災復興関連工事の受注は、前期比増加はしているものの遅れをとっているようだ。

清水建設単体の手持工事残高
 
前期末
当期末
前期末比
土木  官公庁
175,871
213,454
21.4
土木  民間
99,643
91,860
-7.8
海外土木
25,207
16,025
-36.4
土木計 
300,721
321,339
6.9
建築  官公庁
89,217
117,811
32.0
建築  民間
746,921
686,613
-8.1
海外建築
74,927
103,413
38.0
建築計 
911,065
907,837
-4.0
官庁工事計
265,088
331,265
25.0
民間工事計
846,565
778,473
-8.0
海外
100,135
119,439
19.3
合計
1,211,788
1,229,177
1.4
付帯事業
45,750
26,639
-41.8
総合計
1,257,539
1,255,817
-0.1
 
連結/百万円
売上高
営業利益
経常利益
当期利益
09年3月期
1,887,572
22,328
20,794
6,290
10年3月期
1,589,278
22,123
17,621
-6,850
11年3月期
1,303,755
20,175
18,815
10,848
12年3月期
1,336,194
17,566
16,159
1,430
前期比
102.5%
87.1%
85.9%
13.2%
13年3月期予想
1,420,000
21,500
21,000
10,000
13年期予/12年期比
106.3%
122.4%
130.0%
699.3%
12年3月期
総資産
純資産
自己資本
自己資本率
 
1,410,975
307,002
304,264
21.6%
 
[ 2012年5月17日 ]
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