アイコン 4月の鉄鋼生産概況/日本鉄鋼連盟

4月の鉄鋼生産量は907万トン、前月比▲2.7%減 前年同月比7.6%増。
4月の鉄鋼生産は、銑鉄、粗鋼、熱間圧延鋼材のいずれも前月比では減少したが、前年同月比では増加した。

○ 銑鉄生産は668.7万トンと前月に比べ33.0万トン、▲4.7%減少、前年同月比9.0%増加となり、前年同月比では2ヶ月連続の増加となった。

なお、4月末の高炉稼働基数は前月同様の33基中26基であった。

○ 粗鋼生産は907.2万トンと、前月比25.1万トン、▲2.7%減少、前年同月比7.6%増加となり、前年同月比で2ヶ月連続の増加となった。
4月の1日当たり粗鋼生産は30.24万トンで、3月の同30.08万トン比0.5%増だった。
 炉別生産をみると、転炉鋼が682.3万トンと前月比▲3.0%減(前年同月比7.8%増)、電炉鋼が225.0万トンと同▲1.6%減(同6.9%増)となり、前年同月比でみると転炉鋼が8ヶ月振り増加、電炉鋼は10ヶ月連続の増加となった。
 鋼種別生産では、普通鋼が687.4万トンと前月比▲4.0%減(前年同月比3.0%増)、特殊鋼が219.8万トンと同1.7%増(同24.8%増)となり、前年同月比では普通鋼は2ヶ月連続の増加、特殊鋼は3ヶ月連続の増加となった。

○熱間圧延鋼材(普通鋼、特殊鋼の合計)生産は770.4万トンと前月に比べ81.4万トン、▲9.6%減(前年同月比2.9%増)と、前年同月比では2ヶ月連続の増加となった。

○普通鋼熱間圧延鋼材(一般)の生産は601.3万トンと前月比71.9万トン、▲10.7%減(前年同月比0.5%増)となり、前年同月比では2ヶ月連続の増加となった。
 品種別では、条鋼類は154.1万トン、前月比▲7.9%減(前年同月比▲5.4%減)で、前年同月比では7ヶ月振りの減少となった。
鋼板類は439.2万トン、同▲12.3%減(同2.3%増)となり、前年同月比では2ヶ月連続の増加となった。
 
主要品種の生産内訳は、最大のウエイトを占める広幅帯鋼が339.2万トン(前月比▲11.9%減、前年同月比6.3%増)と、前年同月比で2ヶ月連続の増加となった。 

厚板は94.4万トン(同▲13.0%減、同▲9.0%減)と、前年同月比で10ヶ月連続の減少となった。一方、条鋼類では小形棒鋼が76.6万トン(同▲5.0%減、同2.0%増)と前年同月比で10ヶ月連続の増加となった。
H形鋼は29.5万トン(同▲11.2%減、同▲8.5%減)と同2ヶ月振りの減少、大形形鋼は10.2万トン(同16.5%増、同10.3%増)と同2ヶ月振りの増加、中小形形鋼は9.5万トン(同▲8.4%減、同▲18.7%減)と同2ヶ月振りの減少となった。

○特殊鋼熱間圧延鋼材の生産は169.1万トンと、前月に比べ9.6万トン、▲5.4%減(前年同月比12.4%増)となり、前年同月比では2ヶ月連続の増加となったとしている。

 やはり、建設関係の鋼材の在庫が増し生産調整しているようだ。
 

[ 2012年5月23日 ]
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