アイコン ボンボンの後始末 大王製紙の19.60%を取得し持分子会社に/北越紀州製紙

ボンボンがやらかした創業家の没落、創業家の井川一族は大王製紙を関連企業も含めあの手この手で支配していた。しかし、その綻びがなんと、ボンボンで遊び人の井川会長の博打であったとは、いったい誰が想像できただろうか。
大王製紙の創業家は、いい年こいたボンボンの遊びの後始末のため、大王製紙関連からの借財をまだ100億円以上も抱えており、その返済に追われていた(不正借入総額165億円、返済額42億円)。

先般は、会社側が創業家の借金返済のために、関連会社の株式を買い取るとしたものの、自社に濃く関係する会社ばかりしか購入しないと表明したため、話がこじれ、金融機関をバックにした会社側と創業家は完全に犬猿の仲となり、膠着状態に陥っていた。そこに、ホワイトナイトが出現、大王製紙と技術提携し相互に僅かながら株式を持ち合いしている北越紀州製紙が登場し、創業家の売却希望会社を全部ひとからげにして購入することを決定した。

創業家が持つ大王製紙など44社の株を購入、大王製紙(直接間接分あり)及び大王商工の株を除き、全部大王製紙に即日同額で売却することを決定した。
北越紀州製紙は、購入後、大王製紙株を21,594,808株(既所有分含)所有、発行株数による割合は19.60%、議決権割合は22.12%となり、持分法適用会社にする。

これにより、業界首位の王子製紙、第2位の日本製紙グループに次ぐ第3位連合が誕生することになった。
 
創業家との契約は6月26日、株式の引渡しは7月末を予定している

創業家から取得する北越紀州製紙が大王製紙及び関連会社の株式は次のとおり


大王製紙パッケージ
大王製紙デザインパッケージ
東海大王製紙パッケージ
中国大王製紙パッケージ
阪神大王製紙パッケージ
中部大王製紙パッケージ
関西大王製紙パッケージ
近江大王製紙パッケージ
コンピュータ印刷
エリエール印刷
スエヒログラフィックアーツ
いわき大王製紙
丸菱ペーパーテック
ダイオーペーパーテック
大王紙運輸
名古屋紙運輸
大王製紙パッケージ運輸
中部大王製紙パッケージ運輸
いわき大王紙運輸
ダイオーエンジニアリング
ダイオーメンテナンス
大阪紙販売
四国紙販売
中京紙パルプ販売
中国紙販売
大建紙販売
三和倉庫作業
セカンドリーファイバー
ダイオーパッキングシステム
いわきエコ・パルプ
大日製紙
大津板紙
エリエールライフ
京都商工
赤平製紙
エリエールペーパーテック
大宮製紙
大成製紙
ダイオーペーパーコンバーティング
エリエールテクセル
大王商工
エリエール総業
エリエール産業
の各株式。
 

[ 2012年6月27日 ]
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