アイコン 宇宙輸送船「こうのとり」載せたH-IIBロケット打上大成功

ロケット国際宇宙ステーション(ISS)に物資を運ぶ日本の宇宙輸送船、「こうのとり」を載せたH-IIB(H2B)ロケット4号機が4日早朝、鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられた。
ロケットはその後、高度287キロ付近で予定通り、「こうのとり」を切り離し、打ち上げは大成功した。
種 子島宇宙センターの発射場に据え付けられたH2Bロケットは、打ち上げの5秒前に、メインエンジンに点火されたあと、4本の補助ロケットも始動し、午前4 時48分にごう音とともに発射台を離れた。その後、補助ロケットや1段目を切り離して上昇を続け、打ち上げから約15分後の午前5時3分すぎ、高度287 キロ付近で「こうのとり」を予定通り、切り離し、打ち上げは成功した。

「こうのとり」は、高度約400キロの軌道を回る国際宇宙ステーションに物資を運ぶため、日本が開発した無人の輸送船で、昨年7月に続き、4度目の打ち上げとなる。
このあと、5日あまりかけて宇宙ステーションに近づき、日本時間の今月10日にドッキングする予定となっている。
 「こうのとり」は今回、飛行士の生活物資や日本の実験棟「きぼう」に取り付ける実験試料用の冷蔵庫など5.4トンを運んでいる。
物資を運び出した後には、ISSで不要になった大型機器を載せ、大気圏で機体ごと燃やす新たな廃棄法にも挑む。
大気圏への再突入技術を高めれば、地上に帰還できる新型機や、日本独自の有人宇宙飛行につながる技術が得られると期待されている。
 
H-IIAロケット、H-IIBロケットは、推進力が強い固体ロケットブースタを装着して打上げ、第1段機体にLE-7Aエンジン、第2段機体にLE-5Bエンジンを搭載している。
液体酸素・液体水素を推進剤とするこれらのエンジンは、世界のロケットエンジンと比べても小さく、高性能となっている。それぞれのエンジンは、ロケットに搭載されるまでに、地上で数々の燃焼試験を繰り返し、その性能・機能を確認されている。

H2Bの打ち上げは、前回まで宇宙航空研究開発機構(JAXA)が主体だったが、商業衛星などの受注活動を強化するため、今回から製造元の三菱重工業に移管された。エンジンなどが共通しているH2Aと合わせると20回連続の成功となり、成功率は96.2%(26回中25回)となった。商業衛星打ち上げの国際競争力では、回数も評価され、さらに実績を高めた。
今回の総打上費用は約140億円となっている。

 前回は、どっかの国の衛星を載せたら、どっかの国のロケットに名前まで変えられていた。笑。
 
それにしても、「はやぶさ」にしろ、「こうのとり」にしろ、無人で宇宙空間をコントロールして飛んでおり、やはり日本の技術はすごい。

 

[ 2013年8月 5日 ]
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