台湾
国交のない台湾（中華人民共和国）とは具体的な軍事交流がありません。台湾も尖閣諸島の領有を主張して、日本との領有権問題があり、民間船舶の他、行政院海岸巡防署の巡視船が、しばしば領海侵犯を起こしています。台湾の航空機が、航空自衛隊によるスクランブルの対象になる事案は、ロシア、中国、に次いで三番目に多い。２０１０年５月２６日、防衛省は長年放置されていた防空権色別問題を解消するため、見直しを検討する方針を示し、台湾側に通知したが、台湾外交部は遺憾の意を表明し、決めないことを明言している。与那国島の島民を含む沖縄県では自分たちの空の一部を外国の管理という現状に不安をもつています。
新防衛大綱

防衛省は７月２６日、長期的な防衛力整備の指針「新防衛計画の大綱」に関する中間報告を公表し、北朝鮮の核、弾道ミサイルの開発を踏まえ、「抑止力の強化をあらためて検討し、総合的な対応能力を充実させる」と明記した。敵国の基地を攻撃する能力の保持が念頭にある。沖縄県尖閣諸島周辺で活発化する中国の海洋活動を受け、離島防衛のための海兵隊機能の充実や、無人偵察機の導入による警戒監視体制の強化も盛りこんだ。

安保政策の現状
〓ミサイル防衛
海上のイージス艦と地上からの地対空誘導弾パトリオット（PAC３）による二段構えの迎撃体制。

〓離島防衛
米軍との離島奪還訓練を実施。２013年度の予算で研究用の水陸両用車を購入

〓武器輸出
２０１１年に政府方針で武器輸出三原則を大幅に緩和。日本の事前同意を条件に第三国への技術移転を認め、国際共同開発を促進。

〓警戒監視
地上からのレーダー監視や早期警戒管制機、哨戒機による警戒