アイコン 経常収支連続黒字 GDP第2四半期修正3.8%の高成長 設備投資も増加に修正

<貿易経常収支>
7月の経常収支は、円安の影響で海外から受け取った配当金などが増えたことで、6ヶ月連続の黒字となった。しかし、貿易赤字が膨らんだことなどから、黒字額は前年同期比▲12.9%減となった。円安傾向のなか、輸入の燃料費を抑え、輸出を増加させる必要がある。

<貿易収支>
輸出から輸入を差し引いた7月の「貿易収支」は、円安の影響で、主にドル建てで輸入されるLNG=液化天然ガスや原油の輸入額が増えたことに加え、中国からのスマホの輸入が増えたことなどから▲9,433億円の赤字となった。
<経常収支>
一方、海外との利子や配当のやり取りを示す「所得収支」は、円安が進み、日本企業の海外子会社からの配当金が増えたことなどから、黒字額は1兆7,938億円となり、昨年より24.2%増加した。
この結果、「貿易収支」や「所得収支」などを合わせた本年7月の「経常収支」は、5,773億円と、6ヶ月連続の黒字になった。

<GDP>第2四半期修正
内閣府が9日に発表した2013年4─6月期実質国内総生産(GDP)2次速報値は、1次速報値から上方改定となった。
前期比は、プラス0.9%(1次速報値プラス0.6%)、年率換算ではプラス3.8%(1次速報値プラス2.6%、名目でも3.7%増)と1.2%の上方修正され高成長となった。名目でも3.7%増となった。
公共投資がプラス1.8%からプラス3.0%に増加幅が拡大したことによるもの。
主な項目別では、「個人消費」は0.7%のプラス、「住宅投資」は▲0.3%のマイナス、「輸出」
は3.0%のプラスなどとなった。
設備投資が、2011年10~12月期以来のプラスに転換したことや、公共工事の大幅上方改定、民間流通在庫の上方改定が寄与した。1次速報でプラスに浮上していたデフレータは下方改定となり、3四半期連続のマイナスに戻った。

<設備投資>プラスに修正
第2四半期(4~6月)の速報段階では▲0.1%のマイナスだった企業の設備投資が、建設業や小売業などで増加したことから、プラス1.3%と6期ぶりにプラスに転じた。

[ 2013年9月 9日 ]
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