アイコン 山下医科器械/第2四半期 増収増益 不正計上で遅れていた

九州№1の医療機器販売会社である同社は、不正計上問題で第2四半期の決算が遅れていたが、猶予期限の14日に発表した。
同 社は、当第2四半期累計期間は、医療機器消耗品および内視鏡処置用医療材料(IVE)等の売上増加に加え、主要取引先である急性期病院の設備投資や機器更 新案件の受注が予想以上に増加し、内視鏡システムや超音波診断装置等の検査機器の販売が伸びたことから、総売上高が期初予想を上回った。
利益は、売上増加に伴う売上総利益の増加により、営業利益、経常利益、四半期純利益において、期初予想を上回る見込みとなったとしている。

同社は、医療業界については、平成26年度診療報酬改定に向けた議論が進行し、社会保障・税一体改革の課題である病院・病床の機能分化の推進、医療・介護の連携強化、急性期病院の平均在院日数の短縮、在宅医療の充実等の基本方針の骨子案が提示されました。当医療機器業界におきましては、改正「薬事法」において、医療機器が独立の章により明確に規定されたことにより、医療機器の迅速な実用化と規制の合理化が図られ、医療機関及び当業界の双方に寄与があるものと期待されている。一方当業界を取り巻く環境は激しさを増しており、一部に業界再編等の動きもみられるとしている。
 
ただ、問題の不正計上については、今回の決算でまったく触れておらず、設置した調査委員会からどういう形で発表するのか、はたまた当第2四半期決算にどのように影響したのかも触れていない。
当第2四半期の決算数値は好調であるにもかかわらず、何故か、通期では、前期に比し営業利益が大幅に落ちるとしている(前期の営業利益は前中間期の倍となっている)。
 不正計上の調査報告書の発表が待たれる。

連結/百万円
売上高    
営業利益
経常利益
当期利益
13年3月第3四半期
22,132
297
341
186
14年3月第3四半期
23,627
458
487
282
14/Q3/13/Q3比
106.8%
154.2%
142.8%
151.6%
14年3月期予想
47,329
422
497
279
14期予想/13期比
100.3%
74.7%
76.1%
69.4%
13年3月期
47,180
565
653
402
12年3月期
44,366
443
525
202
11年3月期
40,115
159
243
-236
 

[ 2014年2月14日 ]
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