アイコン ウイスコ(株)(福岡市)/自己破産申請

調理器具販売のウイスコ(株)(福岡市中央区高砂1-11-1、代表:山本哲二)は3月10日事業停止、事後処理を大塚芳典弁護士(電話092-711-9508)に一任して、自己破産申請の準備に入った。

負債額は約5億円。

旧ウイスコは、バブル時代の不動産投資により、その後のバブル崩壊で窮地に陥り、平成13年8月に、新ウイスコが設立され、旧ウイスコの本業の調理器具販売事業を譲り受け設立された第2会社。

旧ウイスコ時代から、米国から輸入した五層鍋などのセットを出張料理教室など開催して、企業や地域住民に対して、ローン可の数十万円で販売、大きな実績を作り上げていた。

旧 社長が、身の丈以上に不動産投資に走らなければ、今もってその営業力からして大成功を納めていたと思われる。しかし、当時の代表も新ウイスコ社では変わ り、営業力低下は歪めず、また、長引いた不況により、消費者の懐も絞まり、新ウイスコ社の売上高は、引き継いだ当初は10億円超あったものの、その後漸落 して3億円台まで減少していた。そこに円安が襲い、輸入単価が上がり、売り上げと直結する必要経費の人件費を減らすこともできず、採算性も悪化させてい た。

以前は九州中の高速道路で同社の女性が運転する車をよく見かけたものであった。旧ウイスコ時代の売上高のピークでは30億円を超えていた。残念。一時代の終わりだろう。

[ 2014年3月10日 ]
モバイル
モバイル向けURL http://n-seikei.jp/mobile/
スポンサード リンク

コメント

関連記事

  • この記事を見た人は以下も見ています
  •  
  • 同じカテゴリーの記事です。
  •   


PICK UP

↑トップへ

サイト内検索