アイコン ショーワ/パワステ談合価格カルテル 20億円の制裁金 米司法省

米司法省は23日、ショーワが電気パワーステアリング部品の価格操作への関与について罪を認め、罰金1990万ドルを支払うことに同意したと発表した。
ショーワは2007~2012年、もしくはこれよりも長い期間にわたり、他の自動車部品メーカーとともに、ホンダに販売した一部のパワステ部品(ピニオンアシストタイプ電動パワーステアリング製品)の取引に関して、米国反トラスト法(独占禁止法)違反があった。
米司法省は、自動車部品の価格操作に関する調査を進めており、これまでに、20以上の企業が有罪を認めるか、罪を認めることで同意している。また、企業幹部24人が有罪を認めることに同意している。
以上。

早期解決のため罪を認めるのはいいが、巨額制裁金と米司法省のご機嫌が悪ければ幹部たちには檻も待っている。
O! DANGO NIPPON
ショーワ:ホンダ系のショックアブソーバー(SA)、パワーステアリングメーカーで、ホンダ向け8割弱。2013年3月期連結の売上高:2,329億円、当期利益:79億円。
 
 日本の自動車メーカー各社は、すでにグローバル化して久しい、特にホンダの海外生産は79%あまりに達している。それも生産・販売とも米国が一番大きくなっている。
ホンダのケイレツ企業のショーワも米国に2ヶ所工場を有し、またホンダ以外にも販売している。こうしたことからも、ホンダ本体とケイレツで、利益を調整していた日本での昔のような取引が慣習化していたのも事実。しかし、米国では通用せず、米司法当局の監視下に置かれ、ハーネスなどに始まり一連の自動車部品が標的にされ摘発が続いているものだ。
 日本のこうしたシタウケ企業群は、これまでいくら米司法当局の懐を暖めてきたのだろうか。
当然、日本メーカーの米国生産車が米国で売れ、日本で売れない米自動車業界の不満が、ロビー活動の成果として、部品メーカータタキに変貌しているもの。
TPPで強制的に米自動車を購入させようとする米政府の傲慢さは、貿易摩擦の現れでもある。
(すでに米国で販売する車両は米国やNAFTA「米、カナダ、メキシコの北米自由貿易協定」 加盟国で生産されており、米国からバブル時代のように文句を言われる筋合いは、まったくない。

しかし、日本特有の、貸し借りやお互い様のビジネス発想は、海外では通用しないことを肝に銘じておく必要がある。
 トヨタは徹底的にたたいても、13人も死亡していたGMの鍵接触事故問題を長年にわたり放置する国である。
中国では、GMは316万台、VWは327万台売り上げている。当然、日本の尖閣反日暴動が機を一にして、販売シェアを急拡大させてきたものだ。ユーロ市場が低迷する中でドイツ経済が唯一好調なのはすべて中国でのドイツ車が好調であることによる。かっては世界最大、今ではアメリカ最大はアメリカのシンボル企業であるGMの業績回復も中国によるものだ。今度の件では再び自滅しそうだが・・・。
オバマも習さんと仲良くやって行きたいのはこうした事情もある。

[ 2014年4月25日 ]
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