アイコン レックスロード/1月登録失効・無許可で海外旅行斡旋続け事業停止 家宅捜索

登録がないまま旅行業を営んだとして、警視庁は13日、旅行業法違反(無登録営業)の疑いで、旅行会社「レックスロード」(東京都新宿区西新宿7-9-15、代表:丸岡寿)の事務所など関係先数ヶ所を家宅捜索した。
 レックスロードをめぐっては、代金を払ったのに航空券が届かないという相談が7月以降、全国の消費生活センターに129件寄せられ、相談金額は約5千万円に上っている。
 同社が、一部の客の航空券を意図的に購入しなかった疑いがあり、警視庁は詐欺罪に当たる可能性もあるとみて、押収した資料などから解明を進める。

 捜査関係者によると同社は、今年4月14日から7月7日の間、女性客2人からネットや電話で依頼を受け海外旅行の航空券の手配を無登録で行ったとされる。

都などによると、同社は1987年に設立、98年10月、都に旅行業の登録をしたが、昨年10月に登録期間が切れた。
12月に再び登録したが、旅行業法で定められた300万円の営業保証金を納めず、今年1月に廃止届を出していた。

だが、その後も、主にネットを通じて航空券の販売をしていたという。観光庁と都は7月末、無登録営業の疑いがあるとして警視庁に相談。再発防止策として、観光庁は各都道府県に、登録業者のリストの公開を求めている。

◆ネット購入 増える相談 「夏の欧州旅行は…」戸惑い
 「ベルギー予定の○○(原文は名前)です。どうすればいいのでしょうか?」
 JR新宿駅西口近くの雑居ビルにあるレックスロードの事務所の扉には、業務停止をわびる紙が張り出され、旅行計画が台無しになり戸惑う客の走り書きが残されていた。8月13日午前11時、警視庁の捜査員数人が事務所に入った。
 レックスロードは、従業員6人ほどの小規模業者。しかし、ヨーロッパ方面の航空券手配が得意という触れ込みで、自社サイトや旅行会社比較サイトを通じて客を集めた。
 国民生活センターなどによると、関東地方の20代女性は5月、旅行会社比較サイト「エイビーロード」を経由し、家族3人で8月にドイツやイタリアを回るビジネスクラスの航空券を申し込み、175万円を支払った。
 しかし、7月後半、航空会社に確認すると、予約が入っていなかった。女性は過去にもレックスロードを利用していたため、安心していたという。
 エイビーロードは、同社サイトを通じたレックスロード利用者110人の航空券が手配されていないことを明らかにした。
担当者は「2001年にレックスロードを掲載した時に審査したが、その後は登録を確認していなかった。定期的な確認など審査を強化したい」と話す。
 昨年度、全国の消費生活センターに寄せられた海外手配旅行のインターネット販売に絡む相談は278件で、09年度の2.4倍になっている。
 国民生活センターの担当者は、「ネットが普及し、中小業者も宣伝や販売をしやすくなったが、悪質な業者がいる可能性もある。値段だけで判断せず、登録を確認するなど、注意をしてほしい」と指摘している。
 以上。報道参照

同社のHPには、
 株式会社レックスロード
代表取締役社長:丸岡 寿
東京都新宿区西新宿7-9-15、新宿ダイカンプラザビジネス301
TEL:03-3227-8071 FAX:03-3227-8061
東京都知事登録旅行業第3-4509号
と記載してあり、消費者が登録されていると信じるにたるものである。都が登録を無効としても、HPで掲載されている以上、消費者は信じてしまおう。都や国は、登録料を取り、旅行業者に登録を義務付けており、それが無効になったらば、それまでのパンフレットやHPなどに掲載されている登録番号の掲載を一切禁止させるべきだったろう。登録とは掲載許可であり、登録無効で禁止となる。その後も掲載されていたら、公表するなり、禁止措置をとらせるなりせず、被害を拡大させたことは都の行政の怠慢の一面でもあろう。

既報:http://n-seikei.jp/2014/07/post-23178.html

 

[ 2014年8月14日 ]
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