アイコン ジェットスター 6月期▲111億円の赤字、前期の赤字を大幅に拡大

格安航空会社(LCC)のジェットスター・ジャパン(千葉県成田市、拠点:成 田)が10日の官報で発表した平成26年6月期決算(単体)は、最終損益が▲111億円の赤字となり、赤字幅が前期の▲88億円から拡大した。営業損益は 107億円の赤字(前期は90億円の赤字)だった。
他のLCCなどとの競合激化に加え、関西空港を第2の拠点空港とする計画や国際線への進出計画が遅れたことで、手持ちの機材を十分に活用できなかったためと説明している。
売上高にあたる営業収入は前期比約2.3倍の290億円。ただ、関空の第2拠点化が6月に始まったとして、「機材の稼働率は今後高まり、損益の改善も進むとみている。

燃油や為替などに大きな変化がなければ、おおむね2年以内に黒字化の達成が可能」としている。
同社は初年度予定より大幅に大きな▲88億円の赤字を出し、財務内容の悪化から、昨年10月に大株主の日本航空と豪航空大手カンタス・グループから110億円の追加出資を受けていた。それにもかかわらず、初年度を大きく上回る赤字を露呈したことにより、経営立て直しが急務となった。
また、出資した日航の責任も問われるものになる。

[ 2014年10月10日 ]
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