アイコン 東芝の1090億円訴訟始まる SKハイニックスは争うと表明

「東芝」の半導体に関する研究データが不正に持ち出され韓国の企業に提供されたとされる事件を巡って、東芝が韓国企業などに1000億円を超える巨額の損害賠償を求めている裁判が始まり、韓国企業側は争う姿勢を示した。
こ の事件は、東芝の提携先の半導体メーカー「サンディスク」の元社員、杉田吉隆被告(53)が6年前、東芝のフラッシュメモリーに関する研究データをコピー して持ち出し、転職先の韓国の半導体大手「SKハイニックス」に提供したとして、不正競争防止法違反の罪に問われているもの。
この事件を巡って、東芝は韓国企業の「SKハイニックス」と元社員に対して1090億円余りの損害賠償を求めるとともに、持ち出されたデータを利用したとされるフラッシュメモリーの製造や販売の差し止めを求めている。

12日、東京地方裁判所で裁判が始まり、東芝側は、「韓国企業は東芝の秘密情報であると知りながらデータを使い、高品質なフラッシュメモリーを短期間に低コストで量産して巨額の損害を与えた」と主張した。
これに対し、SKハイニックスは、「元社員が不正に入手した東芝のデータを使って製品の製造や販売をしているという事実はない」と反論して訴えを退けるよう求めた。また元社員も争う姿勢を示した。
以上、報道
これで正式に裁判が始まり、すべてが東芝側から技術情報流出の経過が裁判を通じて明らかにされる。

新日鉄も韓国の製鉄大手のポスコを相手取り、電磁鋼鈑製造技術情報流出・不正使用で、1000億円の損害賠償請求訴訟を起こしている。
こうした技術情報は、極秘中の極秘とされ、特許を取れば技術情報が逆に漏れることから取得もせず、門外不出とされている。しかし、当案件の技術設計や製造部門関係者は技術情報に接することができ、そうした人物がいとも簡単に技術情報を持ち出し、産業スパイ行為を働いている。
元社員が持ち出したことが事実であれば、100年の刑が必要だろう。
 

[ 2014年11月12日 ]
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