これを受け、１０日親会社のツルハホールディングスの堀川政司社長が記者会見し、くすりの福太郎の一部の調剤薬局で薬歴のずさんな管理が確認されたとして「患者の健康にかかわる業務にもかかわらず、親会社として監督が不徹底で申し訳ない」と陳謝した。
くすりの福太郎は、薬剤服用歴＝薬歴と呼ばれる投薬や副作用などの記録がないにもかかわらず、薬歴に基づいて患者を指導したとして１回ごとに診療報酬４１０円を請求するケースが繰り返されていた可能性が高いとして、堀川社長は調査の対象をすべての店舗に広げ、不適切な請求が見つかれば返還する考えを示した。
また、ツルハホールディングスでは、監査を行う部署を新たに設け、グループ傘下の調剤薬局を定期的にチェックするとしている。
塩崎恭久厚生労働相は１０日の会見で「仮に（調剤薬局に支払われる報酬の）不正請求があったとするならば、厳正に対処しないといけないのは当然のことだ」と述べている。
以上、報道参照

くすりの福太郎は、２００７年５月に資本業務提携によりツルハHDに傘下入りしている。
不正請求が発覚すれば、保険適用認定が取り消される可能性が高い。
もしも取り消された場合、同社に与える影響は甚大となる可能性がある。