アイコン 鹿島建設/シンガポール国立伝染病センター新築工事受注

鹿島は19日、シンガポール現地法人カジマ・オーバーシーズ・アジア(KOA)が、このたびシンガポール保健省発注の国立伝染病センター新築工事を国際競争入札の結果、約550億円で受注したと発表した。

本プロジェクトは、市街中心地北側ノベナ地区にある国立総合病院 タントクセン病院に隣接・接続する形で建設され、シンガポール政府の掲げる「ノベナ・ヘルスシティ構想」(ノベナ地区一帯の医療都市開発)の中核施設となる。
伝染病センター棟(地上14階建て)、医療イノベーションセンター棟(地上9階建て)が4層の地下構造物上に設けられ、タントクセン病院とは2本のリンクブリッジと2本のトンネルで繋がる。

今回の施工会社選定は、総合評価方式による国際入札で行われ、当社のほかに韓国系および地元建設会社が応札した。
鹿島はこれまでの安全・品質・施工等の実績から得られた高い評価点に加え、杭工法、および地上・地下構造の見直しによる低価格と工期短縮を両立した提案が評価され受注に至り、このたび工事に着手した。

KOAでは、2014年のシンガポール建設庁(BCA)アワードにおいて、シンガポール国立技術教育機関(ITE)の中央キャンパス及び本部棟(公共施設部門)をはじめ、マリナ ベイ ファイナンシャル センター タワー3(商業施設部門)、NTT セラングーン ビルディング(生産施設部門)が各部門のBCAアワード本賞を受賞しており、当社の工事管理、品質管理、安全管理は同国の建設市場で高い評価を受けている。

また、2013年に竣工したシンガポール国立総合病院 病理学棟(SGH Academia)や、2014年竣工のシンガポール国立大学医学部棟(MD-1)など、シンガポール国内の医療関連施設の工事で実績を上げており、引き続き注力していくとしている。

<工事概要>
工事名:国立伝染病センター新築工事
 発注者:シンガポール共和国 保健省(Ministry of Health)
 設計者:CPG コンサルタンツ(シンガポール)
 工事概要:鉄筋コンクリート造 地下4階地上14/9階建 施工延床面積192,812㎡
 用途:医療施設(伝染病センター/医療イノベーションセンター)
 工事金額:約550億円
以上、

第3四半期決算において、スーパーゼネコンの中で、同社が一番海外工事の受注が少なくなっており心配されたが、この案件があったようだ。
第3四半期決算: /2015/02/post-26872.html

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[ 2015年2月20日 ]
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