アイコン 自民党県連大会で警察沙汰 福岡県連と行橋支部の確執再び表面化 

 

福岡市で21日に開催された自民党福岡県連(会長:松山政司参議)の年次大会で、4月の統一地方選での推薦を巡り、執行部方針に納得しなかった第11区の幹事長らが、壇上の執行部に詰め寄ってもみ合いになり、警察官が駆け付ける騒ぎとなった。

県連大会には、県連三役や選挙区支部の幹部ら約1000人が出席。
問題となったのは、県議選立候補予定者の推薦、「県連の決定には、支部の意見が反映されていない」として、第11選挙区支部の幹事長が執行部を追及したものだった。

執行部側は「正規の手続きを経ている」と説明したが、同支部の幹部や党員は納得せず、「県連会長は辞めろ」などと罵声を上げ、壇上で数十人が揉みあいとなった。
県連の要請で、警察官が会場の外に待機。休憩を挟んで議事が再開された後も、私服警察官が会場内で警戒した。今後、県連と支部が話し合うことになった。

福岡11区=田川市、田川郡、行橋市、築上郡、豊前市、京都郡
同選挙区を地盤とするのは、武田良太衆議議議員

<<しこりの発端>>
<自民党が分裂選挙となった福岡県議補選>
昨年4月13日に行われた行橋選挙区の福岡県議補選、立候補者2人に対して、1人が自民党福岡県連公認、も一人が自民党行橋支部支援で選挙戦が戦われた。
その結果、次のとおり県連公認の候補者が勝利した。しかし、ここにきて県連と支部の確執が噴出しているもの。

(1)弁護士の「堀大助氏」(34)は、自民党福岡県連公認、会派・緑友会(農政連)の公認、民主党(福岡11区総支部)、自治労、労組などが推薦。
選挙戦では自民党の松山政司福岡県連会長(参議)、麻生太郎副総理が応援。

(2)武田良太衆議院議員の秘書で自民党福岡県第11選挙区支部青年局長の「小堤千寿氏」(31)、行橋市を含む第11選挙区を地盤とする武田良太衆議と自民党行橋支部が全面支援した戦いであった。

結果、
堀大助氏が  9,339票(自民党福岡県連公認)
小堤千寿氏が8,187票(自民党行橋支部支援)
結果、1,152票差を付け堀氏が当選した。

面目が潰れた自民党行橋支部と武田良太陣営。
堀氏を支援した松山政司参議(県連会長)の地盤は、行橋市の南隣築城郡椎田町で出身地、生家の本業は建築・土木工事業(本社は現在福岡市に移転)。

武田良太衆議(46)は、昔自民党大物政治家の田中六助氏の後継者として立候補し当選、当選5回の議員。
しかし、第11選挙区では過去から、山本幸三衆議(66)と武田良太衆議は、公認争いも含め熾烈を極めた。だが、今では勢いに勝る武田良太議員の地盤として確立。山本幸三衆議は第10区に回っている。
行橋市の南隣築城郡出身の松山参議には当然、行橋市にも支持者はいる。それに人気者の麻生閣下まで堀氏支援で登場では、流れが堀氏に傾いたのも当然だろう。

こうしたしこりの発端となった県議補選では、武田陣営にすれば、何故県連は、武田議員の秘書を公認にしなかったのか、しなかったせいで負けたと大憤慨。
武田良太議員派が主導権を握る第11区では、県連に対して不満が蓄積するばかりとなっていた。
来る4月の県議選、今回の県連の年次大会で再び、県連主導の推薦につき、行橋支部が県連に対して、地元の意見を聞かないとし、反旗を翻す発言をなしたもの。
以上、

政治の世界は闇、
武田氏勢を第11区で増殖させない作用が働いているようだ。
武田衆議の選挙資金集めのパーティでは、選挙地盤から遠い福岡市内のホテルで開催しても超満員となるほどの動員力と結束力も非常に高い。その分、反武田派も多いと思われ、それが秘書の県議補選立候補で裏目に出たものとも思われる。

武田氏は(福岡県田川郡赤池町出身)、昔自民党大物政治家の故田中六助氏を伯父に持ち、自民党青年局学生部長など歴任、その後、亀井静香衆議院議員の秘書に、1993年衆議院選挙に初出馬、落選が続き、10年目の2003年、第43回衆議院議員総選挙で無所属にて出馬、自民党公認の山本幸三氏を破り、第1回目の当選を果たし現在衆議院議員5期目。

福岡県は、指定暴力団数も全国一多いが、政治の世界もヤクザの世界同様、地区地区の勢力争いが耐えない。
そのため、昔のような大物政治家が出にくくなっている。その中でも逸材となった麻生閣下は、そのサラブレッドの血筋とマスコミ及び時の運がトップにさせたものだろう。
 

[ 2015年2月22日 ]
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