２、高知県庁の本庁舎、安芸市にある県の安芸総合庁舎、高知東警察署、それに南国市に現在、建築中の南国警察署などあわせて９棟に当該の免震装置が使われていた。
このうち高知県庁の本庁舎では、平成２１年から２４年にかけて行われた耐震化の工事で建物の地下に免震装置が８４ヶ所に設置されたが、このうち７２ヶ所に問題の装置が使われているという。

３、愛媛県庁第一別館など２棟の建物で使われていた。

４、岐阜県多治見市にある国土交通省中部地方整備局の多治見砂防国道事務所で使われていた。庁舎は鉄筋コンクリートの３階建で、問題の免震装置は６年前の平成２１年に庁舎を新築した際、建物の地下に設置された。

５、三重県伊勢庁舎や鳥羽警察署、それに県立志摩病院外来診療棟で使われていた。

６、国立病院機構・舞鶴医療センター（京都府）の建設中の７階建ての病棟に当該の装置が使用されていた、６月竣工予定だった。

７、建設中の長野市第一庁舎・長野市芸術館に装置が使用されていた。１１月完成予定。
８、建設中の大阪府の枚方寝屋川消防組合消防本部の新庁舎でも１９基が設置されていた
９、建設中の御前崎市の消防庁舎の建設現場に使用されていた。
以上、報道により判明した分。

＜物件の用途＞
共同住宅２５棟（分譲マンション等）、
庁舎１２棟、
病院６棟、
倉庫４棟、
データセンター２棟、
工場２棟、
研究施設１棟、
個人住宅１棟、
事務所１棟、
複合施設１棟
原則、公共施設は各県などが発表しているが、企業など私有物件は公表されていない。