昨年１０月、経営不振から両社の事業は、高知県が50%、高知市(35%)を筆頭に県内の市町村が50%を出資し、事実上の公企業（第三セクター）として新しく設立した「とさでん交通株式会社」が継承している。

＜土佐電気鉄道（株）の株主＞（出資金＝資本金：4億9,500万円）
株式会社和住 9.19%
高知日野自動車株式会社 6.86%
筒井洋介 2.67%
株式会社四国銀行 2.01%
大旺新洋株式会社 1.73%
株式会社高知銀行 1.51%
西岡寅八郎 1.08%
吉本亀 1.05%
宮地宏房 1.02%
株式会社大熊高知工場 0.75%

＜高知県交通（株）の株主＞（出資金＝資本金：２億4,200万円）
高知日野自動車(23.1％、11万2000株)
UDトラックスジャパン(23.1％、11万2000株)
溝淵石油店(13.8％、6万7000株)

以上、
両社とも膨大な債務超過状態であり、一度倒産させて引き継げば超安上がりだが、金融機関の面倒やそれぞれの株主の顔色を見てのことだろう。いろいろ利権もあることだから。
新会社は、株主となった各地の高給取りの地方公務員の大量天下りにより再度経営危機に瀕する可能性もある。