アイコン LG電子四半期決算/営業利益▲36.2%減 LGディスプレー/689%増の約825億円

LG電子が29日に発表した1~3月期連結決算(確報値)は、 売上高は13兆9,944億ウォン(約1兆5,575億円/0.1113円)で、前年同期比横ばいだった。前期比では▲8.4%減少した。
本業の儲けを示す営業利益が3,052億ウォン(約340億円)と前年同期比▲36.2%減少した。前期比では10.9%の増加。


事業別に見ると、
1、テレビ事業を手がけるホームエンターテインメント(HE)事業の売上高は4兆4,367億ウォンだった。営業利益は▲2億ウォンの損失を計上した。季節的要因によるテレビの需要減のほか、ロシアやブラジルなど主要新興市場の通貨価値下落などが影響した。

2、スマートフォン事業モバイルコミュニケーション(MC)事業の売上高は3兆5,965億ウォン(約4000億円)となり、スマートフォン市場に本格参入した2010年以降で最高を記録した。
主力スマホ「G3」の販売好調や低価格のスマートフォン販売が増加したことが後押しした。スマホの販売台数は1~3月期では過去最高となる1,540万台を記録した。
営業利益は、前期比7.0%増の729億ウォン(約81億円)だった。
 
3、生活家電のホームアプライアンス&エアソリューション(HA)事業本部の売上高は4兆644億ウォンだった。営業利益は、2293億ウォンで前年同期比9.0%増、前期比148.0%増となった。った。
 
4、今回初めて業績を公開したビークルコンポーネンツ(自動車部品)事業本部は、売上高は3826億ウォンだった。▲24億ウォンの営業損失。電気自動車(EV)用の部品などへの研究・開発(R&D)の投資を増やしたため、損失が膨らんだという。

<LGディスプレー>大増収増益
なお、別会社のLGディスプレーは
韓国のLGディスプレーが22日発表した1~3月期の決算は、売上高は7兆223億ウォン(約8,024億円/0.1111円)で前年同期比25.7%増加、1~3月期としては過去最高となった。前期(10月~12月)比では▲15.8%減少した。
営業利益は、7,439億ウォン(約825億円)で、前年同期比689%増、前期比18.9%増、当期利益は4,758億ウォン。
 同社は、オフシーズンの1~3月期に市場予想値を上回る実績を達成したのは、昨年10~12月期以降、堅調な需要が続いている大型テレビ製品を中心に販売が好調だったためと分析している。

売上高を基準とした製品ごとの割合は
テレビ用パネル41%、
モバイル用パネル25%、
タブレット端末、パソコン、ノートパソコン用パネル17%、
モニター用パネル17%と集計された。 
 同社は今年から4K-TV向けなど有機ELテレビの市場拡大が加速化すると予想し、製品の多角化などを通じて高級テレビ市場を攻略する計画だという。

[ 2015年4月30日 ]
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