さらに、韓国の輸出データはほかの経済指標に比べて発表されるのが速いとしたほか、韓国は中国や日本、欧州、米国などの主要な国・地域と貿易を行っているため、「温度計」として世界経済の状況を把握することができると論じた。
　続けて記事は、韓国の５月の輸出額が激減した理由について、「円安によって韓国の輸出競争力が低下したため」と指摘する声もあるとしつつも、一部の米メディアは「円安だけが理由ならば、韓国の輸出はほかのアジアの国々より劣っているはずだが、実際はアジアの国いずれも不振だ」と報じたと紹介した。
　さらに、ドルベースでは韓国の輸出額は激減したものの、ウォンベースで見れば韓国の輸出は４月に比べて３％ほどしか落ち込んでいないと伝え、「韓国の輸出が激減した原因は世界の需要減退にある」と論じた。
以上、

韓国の輸出減は、
１、 巨額貿易黒字が続いていることから対ドルでこれまでウォン高となり、輸出高がウォンベースで下がっているもの。原油安や内需停滞で輸入が落ち込み、巨額黒字が続けば、ウォン高は続く。ウォン高で輸入価格はより安く入っており、いくら輸出型経済といっても内需経済の改善はやりやすいはずだが・・・。

２、 資源価格が大幅に落ちているが、鉱物性燃料石油製品と石油化学製品の３つの品目だけでも輸出全体に占める構成比は２７．５％、この売上高が半額になった原油安から、売上高が減少したもので、数量ベースはほとんど変わっていないはずだ。当然利益は原料安で取れているはず。ほかに鉄鋼価格も下げている。(２０１３年の輸出品目構成による。ジェトロ版)

３、 被害妄想
　　韓国のマスコミは、現代自動車の販売車が５月、アメリカで▲10．３％も落ち込んだのは円安のセイだと書きまくっている(起亜は３．９％増を達成している)。
　現代自も、高い評価を受けた主力のエラントラは、ちゃんと前年同月比７．２％と増加している。全車が高い評価を受けるように頑張ることだ。

アメリカでは、安全性能評価のほか、セダンは売れず(５月▲3.7%減)、ピックアップトラックやクロスーバー車(6.8%増)が売れている市場も考慮しなければならない。(アメリカの５月の自動車販売台数は１．６％増)

反日キャンペーンの一環で、経済は内需をほったらかしにして、内国経済の不況は円安が原因だと逃げまくり、政治は反日で政権安泰化を図っている。スポーツ新聞の類の分析しかしない韓国マスコミの口のデカサだけは恐れ入るが・・・。
　　韓国マスコミはウォン高の原因たる貿易巨額黒字を棚に上げ、輸出が減少したと騒ぐでない。