アイコン 東京地検強制捜査/日歯連不正献金疑惑

日本歯科医師会の政治団体「日本歯科医師連盟(日歯連)」が2013年、自民党と民主党の参院議員の 関連政治団体に支出した資金9500万円を巡り、一部が迂回寄付だった疑いがあるとして、東京地検特捜部は30日、政治資金規正法違反の疑いで日歯連の事 務所などに強制捜査に入った。

政治団体「日本歯科医師連盟」(日歯連)が平成25年、参院議員の後援活動をする2つの政治団体に行ったとする計 9500万円の寄付について、政治資金収支報告書に嘘の記載をしたとして、東京地検特捜部は30日、政治資金規正法違反の疑いで東京都千代田区の日歯連の 事務所などを捜索、強制捜査に乗り出した。

25年分の各団体の収支報告書によると、日歯連は同年1月23日付で、22年参院選で擁立した西村正美参院議員(51)=民主=の「西村まさみ中央後援会」へ5千万円を寄付。同後援会は同日付で、石井みどり参院議員(65)=自民=の後援活動を行う「石井みどり中央後援会」に5千万円全額を寄付した。また、日歯連は25年3月15日付で石井みどり中央後援会へ4500万円を寄付した。

政治資金規正法は政治団体間の寄付を年間5千万円に制限しており、同法への抵触を避けるための「迂回献金」だった可能性がある。

両後援会の代表者はいずれも日歯連の高木幹正会長で、事務所の所在地や事務担当者も日歯連と同一だった。
日歯連をめぐっては、2004年春に自民党派閥への1億円ヤミ献金事件が発覚している。日歯会の政治団体である日本歯科医師連盟による診療報酬を巡る汚職事件や日歯会長選に絡む横領と政界に絡む選挙買収や闇献金。日歯連幹部6人、中医協委員2人、自由民主党国会議員2人、自民党派閥会計責任者、地方議員5人ら計16人が起訴され、全員の有罪が確定していた。

 

[ 2015年4月30日 ]
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