アイコン 4月のユーロ圏PMI 53.9に0.4P上方修正 スペイン好調持続/マークイット 

マークイットが6日発表した4月のユーロ圏購買担当者景気指数(PMI)改定値は、製造業とサービス部門を合わせた総合指数が53.9で、速報値の53.5から上方修正された。

11ヶ月ぶりの高水準だった3月の54.0からわずかに低下したものの、景況の拡大・悪化の節目となる50は上回り、第2・四半期はまずまずのスタートを切ったことを示した。

ただ、景況改善を支えているのは、相変わらず企業側の価格引き下げによるもの。
総合PMIの産出価格指数は49.2。3月の48.9から上昇し10ヶ月ぶりの高水準となったものの、節目の50を3年にわたり下回り続けている。

<サービス部門>
サービス部門PMIは54.1。速報値から上方修正されたが、3月にはわずかに届かなかった。
サービス部門の新規受注指数は3月の約4年ぶり高水準を維持した。

<国別では>
ドイツが総合、サービス部門ともに速報値から下方修正され、前月から低下した。

フランスも、総合、サービス部門ともに前月から低下したが、速報値からは上方修正され、節目の50を3ヶ月連続で上回った。

スペインのサービス部門は好調を持続している。同PMIは60.3で、2006年11月以来の高水準となった。内需主導で景気が回復する中、新規受注が拡大して50を18ヶ月連続で上回っている。 新規受注指数も60.9で2000年6月以来の高水準。節目の50を21ヶ月連続で上回った。
以上、

価格の問題はあるものの、指数が50を超えており、だんだん景気に弾みがついてくるものと見られる。ただ、規模が最大のドイツは中国への輸出に依存している面も強く、中国のこうしたユーロ圏への輸出拡大による景気回復が、ドイツの中国への輸出拡大となり、ドイツ経済・ユーロ圏をリードすることになる。ただ、中国経済は内外需ともいまだ低迷が続いている。

[ 2015年5月 7日 ]
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