アイコン 追報:民事再生の(株)日総建のスポンサーに建設技術研究所

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東証一部の建設技術研究所は、民事再生下の(株)日総建を支援するスポンサー契約を締結したと発表した。
民事再生手続中である株式会社日総建(東京都渋谷区幡ヶ谷一丁目34番14号 代表取締役 渡辺一郎氏、以下「日総建」という。)に対し、下記のとおりスポンサーとして支援することを決議し、スポンサー支援に関する覚書を締結した。
なお、日総建は、平成27年7月6日に東京地方裁判所より再生手続開始決定(平成27年(再)第46号)を受けている。
なお、建設技術研究所は建設コンサル上位で、河川、道路に強みを持つ。技術士など資格保有者の比率高く、海外や新分野に注力している。

<支援の理由>
当社は、「マルチインフラ企業」への展開を目指しており、従来の建設コンサルタント業務に加えて周辺のより広い分野への業務拡大を進めています。なかでも日総建の主力分野である建築設計は当社関連部門との連携による業務拡大が見込まれるため、支援することにした。
 
<日総建の概要>
名 称: 株式会社日総建
所 在 地: 東京都渋谷区幡ヶ谷一丁目34番14号
代表者の役職・氏名:代表取締役 渡辺一郎
事業内容: 建築設計
資本金: 50百万円
設立年月日: 1963年(昭和38年)5月
大株主および持株比率:株式会社NTTファシリティーズ 15.1%
財務および経営状況 :(平成27年3月期)
純資産: ▲849百万円、
総資産: 1,253百万円、
売上高: 2,079百万円、
営業利益: 16百万円、
経常損失:▲15百万円
 
なお、有利子負債は引き継がない。
建設技術研究所の業績推移
連結/百万円
12/12期
13/12期
14/12期
売上高
32,515
36,435
39,524
営業利益
942
1,519
2,388
経常利益
1,076
1,638
2,525
当期利益
550
982
1,490
総資産
32,319
37,132
41,011
自己資本
20,221
21,281
21,774
資本金
3,025
3,025
3,025
有利子負債
150
600
850
自己資本率
62.6%
57.3%
53.1%
 

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同社は1963年創業、電電公社による電話局を設計する専門の事務所としてスタート。NTT設備系関連事業に強みを持ち、文教系、事務所系、医療福祉系 / 設計を得意とし、数々の受賞歴を持つ名門。

グッドデザイン賞を受賞した秋葉原UDXビルを始め、テレコムセンタービル、アーバンネット名古屋ビル、NTTクレド基町商業棟、深川ギャザリアタワーN・S棟、KDDビル、NTT日比谷ビル、東山スカイタワーなど著名な受賞歴のある建物多数。

最近は、建築コストの大幅アップから、施主側に設計の余裕もなくなり、短絡的な建物が目立ち、同社の受注機会も減り、以前は50億円近い売上高を計上して いたものの、最近では20億円そこそこまで落ちていた。 同社の借り入れ依存度の高い財務体質に、外注費も重く採算性を悪化させ、資金繰りに窮するように なっていた。

抜本的な体質改善を図るため今回の措置となった。

 

[ 2015年8月18日 ]
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