アイコン ニコニコ動画のカドカワ/中間決算

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角川とドワンゴが統合した同社は、第2四半期について、次のとおり説明している。

1、書籍IP事業は、 メディアミックス作品の展開やUGC(User Generated Content)の積極的な商品化などを進めた。Web小説などを新ジャンル「新文芸」と定義し促進を行っているが、テレビアニメ化で「オーバーロード」 がヒット作品となった。また、新規領域の商品となる「角川まんが学習 日本の歴史」も好調な販売となった。
一方、引き続き市場規模の変化に見合う最適な出荷を迅速に行うため、マーケティングの強化や製作部数の適正
化に取り組み、加えて人件費や広告宣伝費等の圧縮も進めている。
市場規模の拡大が続く電子書籍においては、直営の電子書籍ストア「BOOK☆WALKER」や外部電子書籍ストアでの積極的な販売促進施策や、dマガジンの会員数増が続き、売上高は伸張を続けている。
以上の結果、売上高は354億37百万円、部門営業利益は19億35百万円となった。

2、情報メディア事業は、雑誌販売収入や広告売上の減少が続く市場環境に対応するため、引き続き不採算事業からの撤退や、紙媒体からデジタルへの移行を進め収益性の改善に取り組んでいる。また、ブランド力、企画力を生かした企業向け販促物の作成やスマホ向けのサービス開発に注力し、事業構造の転換を進めている。
以上の結果、売上高は132億57百万円、部門営業損失は▲10億68百万円となった。

3、映像IP事業は、映画「キングスマン」のヒットや「フューリー」「艦隊これくしょん-艦これ-」などのDVD、Blu-rayの販売が堅調で売上に貢献した。また、dアニメストアなどの映像配信収入や海外映像版権販売ビジネスも伸張した。
以上の結果、売上高は128億99百万円、部門営業利益は6億42百万円となった。

4、ポータル事業は、ニコニコ生放送で、「ニコニコドキュメンタリー」や「闘会議2016」本番までの期間中、ゲームの最新情報やゲーム実況番組を5ヶ月間毎日放送するネット最大のゲーム番組「闘会議TV」の配信を開始した。
これらの取り組みにより、平成27年9月末には発行ID数は5,124万、様々な特典が受けられる有料の「プレミアム
会員」は253万人となった。
以上の結果、売上高は98億61百万円、部門営業利益は12億48百万円となった。

5、ライブ事業は、「ニコニコ町会議全国ツアー2015」を開始した他、アニメソング界のトップアーティスト達が一同に揃うアニメソングコンサートの最高峰「Animelo Summer Live 2015 -THE GATE-」を開催し、3日間で動員数が8万1千人となった。また、ニコニコ本社において、期間限定コラボカフェや様々なワークショップを開催し、さらにライブハウス「ニコファーレ」では各種イベント向けにホールの貸出しなどを行った。
以上の結果、売上高は26億36百万円、部門営業損失は、▲2億19百万円となった。

6、モバイル事業は、スマホ向けの高音質楽曲サービス「ドワンゴジェイピー」が人気グループ最新シングルの独占先行配信や「niconico」の人気ボカロ楽曲の充実など、独自サービスの拡充に努めた。また、日本相撲協会公式「大相撲 for スゴ得」がNTTドコモ「スゴ得コンテンツ(R)」にて提供を開始した。
以上の結果、売上高は45億26百万円、部門営業利益は18億29百万円となった

7、ゲーム事業は、㈱フロム・ソフトウェア、㈱スパイク・チュンソフト、㈱角川ゲームス、㈱MAGES.がパッケージゲームソフト及びネットワークゲームの企画・開発・販売をしており、「ウィッチャー3 ワイルドハント」「英雄伝説 空の軌跡 FC Evolution」などが売上に貢献した。
以上の結果、売上高は63億14百万円、部門営業利益は、8億8百万円になった。

8、その他は、キャラクター商品やアイドルCDのeコマース、アニメや「niconico」から生まれたコンテンツのCD販売や著作権利用料収入、クリエイティブ分野で活躍する人材を国内外で育成するスクール運営などが主な売上となっている。
以上の結果、売上高は108億58百万円、部門営業利益は1億63百万円となったとしている。

 

カドカワ 第2四半期決算
決算方式→
日本基準
IFRS
米基準
 
 
連結/百万円
売上高 
営業利益
←率
経常利益
株主利益
16/3期Q2
93,926
3,505
3.7%
4,203
1,914
16/3期予想
200,500
7,000
3.5%
6,800
4,000

 

[ 2015年11月16日 ]
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