追報:バレリアンシューズ(株)(東京)/破産開始決定 (株)シンエイに連鎖
製靴業のバレリアンシューズ(株)(東京都葛飾区お花茶屋3-2-14、代表:遠藤三郎)は8月24日、東京地方裁判所において、破産手続きの開始決定を受けた。破産管財人には、南賢一弁護士(電話03-6250-6200)が選任されている。
負債額は約11億円。
既報のとおり。
シンエイに連鎖 バレリアンシューズ(株)(東京)/自己破産へ
同社は「クリスチャン・ペレー」や「ガンター」などの欧州ブランド靴のライセンス製造や販売を手掛け、平成8年12月期は売上高45億円を計上していた。
しかし、その後は不況が長期化、景気回復期待のアベノミクスでも消費不況が続き、27年12月期には6億円台までに売上高を落とし、赤字を露呈させていた。
こうした中、売上高の約6割を占める(株)シンエイが28年7月28日負債額約63億円を抱え民事再生法を申請し、売掛金回収ができなくなり、今回の措置となった。
以上、民事再生を申請する企業は計画的に行うが、取引先は不意打ちをくらい破綻する企業も多くなる。
シンエイを巡っては、7月29日、サンダル・シューズ製造の新興製靴工業(株)(東京都墨田区墨田4-58-3、代表:大野拡史)が負債額約21億円を抱え連鎖して民事再生法を申請して破綻している。
バレリアンシューズ株式会社 会社概要 所在地 東京都葛飾区お花茶屋3-2-14 代表者 代表取締役社長 遠藤 三郎 設立 昭和42年 5月 資本金 4875万円 事業内容 婦人靴・紳士靴の製造及び販売 取扱ブランド クリスチャン・ペレー、ガンター 製造子会社 ㈱アキタバレリアン
[ 2016年8月29日 ]
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