アイコン 揺れ動く日本 鳥取県での過去の地震  今後の余震が本震になるケースもあり注意を

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21日14時07分頃発生した鳥取県中部(北緯35.4度、東経133.9度)で発生した地震は、深さは約10km、地震の規模(マグニチュード)は6.6、震度6弱と推定されている。
前震があり本震があったと見られ、その後与信が続いている。しかし、本震と見られた地震より強い本震が到来することも予想され、さらに十分な注意が必要だ。
(熊本大地震や韓国で最近起きた地震でも後日に発生した地震が本震となっている)

1980年代末以降、中国・近畿地方の日本海沿岸域の広域での地震活動は静穏化していたが、京都府北部から鳥取県西部地域のこの地震の震源域では、M5クラスの地震が数回(1990年、1991年、1997年)発生し1997年は群発地震の様相を呈していた、日本海沿岸の静穏域の中では活発な活動を起こしている。

<鳥取・鳥取近地の過去の大地震>
但馬地震: 1925年5月23日午前11時11分ころ、兵庫県但馬地方北部で発生した地震。地震の規模はM6.8。震度6を観測、北但大震災と呼ばれる。

鳥取地震: 1943年(昭和18年)9月10日17時36分ころ発生した地震。震源地は鳥取県気高郡豊実村(現・鳥取市)野坂川中流域(北緯35度28.3分、東経134度11分)。M7.2。震源が極めて浅く、鳥取市で震度6を観測した。

鳥取県西部地震: 2000年(平成12年)10月6日13時30分ころ、鳥取県西部を震源として発生したM7.3、震度6強の地震。地震空白域とされる地域で発生した。

別途、日本海西部では次のような地震も発生している。
 

日本海西部地震
発生日時
M
深さ
震源地
1990年05月11日 22時10分
6.2
596km
北緯41.6度/東経131.1度
1981年04月15日 11時47分
5.2
40km
北緯35.4度/東経130.1度
1977年03月09日 23時27分
6.8
600km
北緯41.4度/東経131.3度
1975年06月29日 19時37分
7.4
600km
北緯38.4度/東経130.2度
1970年以降、国土での震度は2以下、いずれも深い。
 
今回の地震も大きくは東日本大震災の地震の影響下にあると見られるが、こうして見ると日本の国土はどこで大きな地震が発生するかわからない境地に至っている。地震学者がいくら御託を並べても、地の中をピンポイントでまさぐったとしてもたかが数百メートル~千メートルまでだ。実際発生しているのは10キロ以上の深さとなっており、断層さえも地表や地表近くに現れた、過去に地震があった分しか捉えていない。
日本の地底深くでは、太平洋プレートやフィリピンプレートなど東側のプレートが、西側のユーラシア大陸プレートなどに潜り込み、それも複雑に絡み合い表面上バランスが保たれているが、1万年単位で見れば、大きく変動している。
 
2つのプレートにズレが生じた東日本大地震や過去の南海トラフ地震など顕著なものから、プレートの動きにより国土が年間数ミリ程度動き、地殻の断層に不均一に伝わることにより断層が歪み、また、大地震などの影響も受け歪み、その圧力に耐えかね、断層型地震を発生させている。また、プレートが重なる地域では必ず火山も多く、火山性の地震や大爆発による被害も1万年単位で見れば、日本国土は驚くほど影響を受けている。
 
1021_14.jpg
 
参考:地震調査研究推進本部 鳥取県編
 
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[ 2016年10月21日 ]
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