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長崎市は15日、訪問介護サービスを行っている長崎市東立神町の「ヘルパーステーションゆず」が、虚偽の報告により総額280万円あまりの報酬を不正に受け取っていたとして、指定を取り消すことを決定した。

長 崎市の調べでは、「ヘルパーステーションゆず」は、平成24年12月から約1年半の間に、1人の訪問介護員で同じ時間帯に複数の利用者に対して介護サービ スを行ったり、訪問介護員が別の事業所に勤務しているはずの時間帯に、利用者に対して介護サービスを提供していたなど、合計994件の虚偽報告を行い、そ の介護報酬として約280万円を不正に受け取っていたことが判明している。

昨年7月、利用者の家族から「介護費用についての説明があいまいだ」との相談が長崎市にあり、市が調査した結果、不正請求が明らかになった。

昨年7月、利用者の家族から「介護費用についての説明があいまいだ」との相談が長崎市にあり、市が調査した結果、不正請求が明らかになった。

事業所は不正を認めているという。

これを受け長崎市は15日、指定を5月15日付で取り消すことを通知した。また、長崎市は、不正請求された金額に112万円余りの加算金を加えた総額390万円あまりを返還するよう求めることにしている。