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中国の大気汚染ばかりは場所を選ばず中南海もスモッグに覆われ、居住者の習近平さんも酸素マスクをしているそうな。
当 局は工場の煙規制や車両の半分を運行させない措置をとっているが、一向に空気は綺麗にならない。もともと中央政権の心が汚れていることから仕方ないことか もしれないが、大気の流れ・動きを見ずして北京や周囲の工場だけ規制しても冬場は、軍事パレードのような青空には至らない。
北京市内ではPM2.5が310を記録したそうな。・・・人が住める町ではないが、何千万人も生活している。
中国の冬場は大陸性気候で芯から寒く、暖をとるため集中暖房に脱硫装置もろくに付けていないボイラーで石炭を燃焼させていることに起因している。
日本が協力すると言っても相手にせず何年経過したことだろうか。現実能力もないのに声だけ張り上げても解決はしない。

また、大規模に工場を規制すれば、生産量にも影響してくる。ましてや、ガソリンや軽油・重油は生産する国営企業が、巨額な資金を要する脱硫装置や触媒装置などの設置を嫌がり粗悪のまま生産を続け、銭の前に国営企業一つコントロールできないのが習政権の実態なのだろう。
そうこうしているうちに経済まで低迷し、大気汚染対策が今後とも後手後手に回ることが必至な状況に至っている。

2015年12月9日、中国環境保護部は、重度大気汚染が続いている京津冀(北京・天津・河北)および周辺地域で汚染物質の排出削減など対応措置の実施状況を12の監督検査チームを出して重点的に検査しているという。中国環境保護部の8日夜の発表では、多くの地区で緊急対応措置が発動されているが、依然一部企業は規定を守らず、基準以上の違法な排出を続けているという。

 大気汚染や砂漠化対策に日本はこれまでに民間団体やODAで千万本の樹木を中国に植林してきた。しかし、暖簾に腕押し状態どころか、大気汚染は国家の守銭奴政策によりますますひどくなっている。

 日本も世界も大きな大気汚染にさらされている。COP21は、各国の排出量の規制は別にして、集中討議を行うべきは中国とインドの大気汚染対策ではないのだろうか。

 近所迷惑どころか世界迷惑だ。本日10日の予想も北京の大気は大変なようだ。
 
 

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