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財務省の発表によると、5月の輸出額は前年同期比▲11.3%減の5兆910億円だった。

輸出額は、アメリカ向けの鉄鋼や中国向けのプラスチックの原料となる有機化合物といった素材関連、それにベトナム向けの半導体などの電子部品の輸出が減少したため。

一方、輸入額は、原油価格の下落の影響で、原油やLNG=液化天然ガスなどの減少が続いているため、前年同期比▲13.8%減の5兆1317億円だった。

その結果、輸出から輸入を差し引いた5月の日本の貿易収支は▲407億円の赤字になり4ヶ月ぶりに貿易赤字となった。

輸出は、鉄鋼や素材関連の減少が続いているほか、スマホは、世界でも一巡して、成長が大幅に鈍化。関連部品の電子部品輸出も弱くなっている。

輸入もエネルギー・資源価格の下落に加えスマホも0円販売が禁止となり、購入価格が高騰したため需要が減少している。