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卓球女子の石川佳純(世界ランク5位)、平野美宇(同6位)が、世界最高峰の中国スーパーリーグに参加しないとの報道に、中国のネットユーザーが反応を示している。

新浪体育は10月25日、参戦を目指して交渉を続けてきた石川サイドに、中国のチームから「外国人選手の参加を受け入れられない」と拒否の連絡があったことを伝えた。さらに、「新星・平野も中国側に拒否された」と説明した。卓球の世界最高峰となる同リーグをめぐっては今月上旬、「外国人選手の参戦不可」が報じられている。
 石川は25日、羽田空港から女子W杯(27~29日、カナダ・マーカス)に向けて出発した。世界ランク2位の朱雨玲、4位の劉詩ブン(ともに中国)が参戦するだけに「中国選手に勝って、決勝までは行きたい」と気合を入れた。

世界で無敵とも言える圧倒的存在感を誇ってきた中国卓球界は、外国人選手のレベルアップを目指す「養狼計画」を打ち出してライバルを育成してきた。
その意図は「卓球の長期的発展」だ。

新浪体育は今回、「『養狼(ライバル育成)』はやめたのか?」とのタイトルで石川らの参戦断念を報じている。

これに対し、中国のネットユーザーから寄せられたコメントの中には
「発展を台無しにする中国卓球界の最も愚かなやり方。世界のトップ選手を招き入れるべき」
「なぜ中国人は自信が持てない?」
「試合を見る楽しみがなくなる。外国人は卓球をやらなくなり、オリンピックから消える」
「どのスポーツでもその国の選手だけで試合をすれば発展や普及からは遠ざかる」
「ライバルが強いからといって閉鎖的になるリーグは良いリーグとは言えない」
など批判的なものも見られた。
以上、チャイナレコードなど参照

卓球王国中国の尻に火が付いている。火を付けたのは無論日本選手たち。これまでスーパーリーグに参戦して、実績を上げ、相手の弱点を見つけて、国際戦でも日本勢の大活躍が目立っている。

福原愛選手が門戸を抉じ開け参戦した中国スーパーリーグであるが、今年は、日本勢の追い上げに中国卓球界はまったく余裕をなくしたのか、ますますグローバル化している時代にあり、外国人選手の参加を拒絶した異変が生じている。