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米韓は、米が数十億ドルの兵器を韓国売却することで合意した。
韓国軍内部と周辺では、戦時作戦統制権の早期返還に向けた核心戦力を導入する考えを表わしたものと受け止めている。
文在寅大統領の任期内(2022年半ば)の戦時作戦統制権(戦作権)の韓国軍への返還を目指して、地上監視偵察機「ジョイントスターズ(JSTARS)」のような米戦略兵器の購入を推進するという。

軍当局者は、「文大統領が言及した『独自防衛』は、戦作権の返還を意味すると見るべきだ」と述べた。
軍当局者は、「ピースアイとグローバルホーク、ジョイントスターズの『三重の対北朝鮮網』を2、3年内に稼動すれば、任期内の戦作権の返還が可能だと(文大統領が)判断するかもしれない」と強調した。

このため、原子力潜水艦や北朝鮮弾道ミサイル迎撃用SM3ミサイル(イージス艦搭載)の導入は、長期課題で推進し、米最先端偵察装備の導入協議がまず行われるという観測が流れている。
ただ、原子力潜水艦にしても、北の核爆弾に対抗するための核の原潜として、初期段階で購入打診しており、まだ、見切ってはいないと見られる。

現行偵察、
各種偵察レーダー
イージス艦の偵察レーダー
韓国が打ち上げているスパイ偵察衛星
弾道ミサイル早期警報レーダー(不明)

<三重偵察網構築>
1、早期警報機(ピースアイ)ボーイング737 AEW&Cは、米のボーイング社が開発・製造している早期警戒管制機(AEW&C)。4億9千万ドル(1ユニット)、4機導入済、追加で2機導入予定。
戦術データ・リンクは、TADIL-A/B、TADIL-Cのほか、多機能情報伝達システム(MIDS)によりTADIL-Jにも対応。またVHF/UHFのHAVE QUICKアーキテクチャ対応の航空無線機、衛星通信を含めた大規模通信システムを有するほか、高精度PコードGPS受信機など搭載。

2、地上監視偵察機E-8 J-STARS(ジョイントスターズ、監視および目標攻撃レーダーシステム)
レーダーで敵地上部隊を探知、識別し、味方地上部隊を指揮・管制する。対地版早期警戒管制機(AWACS機)とも呼べる機。米以外での運用はない。

3、高高度無人偵察機(UAV)「グローバルホーク」は、18キロの高さから地上の30センチの物体をも識別できる偵察衛星級の監視能力を有し、来年と再来年に各2機、計4機を導入予定。

※グローバルホークは、日本も購入予定であるが、交渉するたびに大きく価格が値上がりしており、価格にうるさい韓国勢に先行させ、購入価格を把握してから、購入交渉に当たるべきだろう。日本の場合、2015年の交渉価格は3機で推定12億ドル。現在はさらに上昇している。
2012年度のユニットコストは1億400万ドルとされていた(2004年から運用開始)。

<韓国製攻撃用ミサイル各種>
韓国軍のミサイル
モデル
射程
弾頭重量
タイプ
備考
玄武-1
180km
500kg
地対地弾道ミサイル
-
玄武-2A
300km
500kg
地対地弾道ミサイル
サイロに格納
玄武-2B
500km
500kg
地対地弾道ミサイル
移動式装輪車に搭載
玄武-2C
800km
500kg
地対地弾道ミサイル
移動式装輪車に搭載
玄武-2D
無制限
無制限
地対地弾道ミサイル
今後開発
玄武-3A
500 km
500kg
地対地巡航ミサイル
-
玄武-3B
1,000 km
500kg
地対地巡航ミサイル
-
玄武-3C
1,500 km
500kg
地対地巡航ミサイル
-
KAMD
韓国版弾道ミサイル迎撃システム構築へ
イスラエルのアイアンドーム導入へ
迎撃ミサイル開発
・韓国軍はクラスター爆弾、焼夷弾などの制限条約に加盟していない。
・射程および弾頭重量の制限が米国により2017年9月5日完全撤廃された。
天竜
3~500km
玄武-3派生型
艦隊地巡航ミサイル
潜水艦発射型も所有
若鷹
 
空対地巡航ミサイル
玄武3派生型
ATACMS
~300km
子爆弾持つ
地対地弾道ミサイル
米製MGM-140
タウルス
500km
 
空対地ミサイル
ドイツ製・新規導入
所有投下型爆弾(主要爆弾のみ)
バンカーバスター
地下貫通爆弾
MK84
幅15.2m、深さ11.0mのクレーター能力、半径365m致死的被害
クラスター爆弾
大量の子爆弾を持つ爆弾(韓国・制限条約非加盟)
ナパーム弾
火の海、酸欠死(韓国・制限条約非加盟)、焼夷弾
これらのミサイルや爆弾が日本へ向かってくる可能性は   %。