sponsored

歯に衣を着せず、中国共産党幹部の恥部を、米国からさらけ出し続けている中国人大富豪、郭文貴氏に対しては、中国公安が米国まで赴き、拘束・拉致しようとしたが、米オバマ政権下、中国司法を米国で行使するとは米国から激怒された経緯がある。
自己満足宣伝マン米トランプと中国習が蜜月時代を築く中、双方とも言論に対して、権力により封殺する動きに奔走している。

台湾・中央社は、米国営ラジオのボイス・オブ・アメリカ(VOA)はこのほど、アメリカに逃亡した中国人大富豪、郭文貴氏を取材しインターネット生中継した記者3人を解雇したと報じた。
3人とも在米中国人。そのうちの1人、龔小夏氏はツイッターで解雇されたことを明らかにした。VOAはまだ公式に発表していない。

VOA記者の龔小夏・東方両氏は4月19日、ニューヨークで郭文貴氏を独占インタビューし、インターネットで生中継した。3時間の放送予定だが1時間半時点で中止していた。
米中両国政府から圧力がかかったとの見方が多いだが、VOA側は「内部コミュニケーションにズレが生じた」と説明した。
龔氏のツイッターの書き込みによれば、米国務省は同取材事件を調査しているという。

江沢民派中心メンバーの曽慶紅・元国家副主席の腹心で闇の政商といわれる郭文貴氏は、米国に逃亡し、度々習近平指導部メンバーのスキャンダルを告発していた。
しかし、最近では、江沢民氏長男が、臓器移植のため殺人を起こし、江派の勢力が米政府に浸透しているなどのことを暴露した。江沢民側と決裂したもよう。
中国政府の要請で同氏は、国際刑事警察機構(ICPO)に国際指名手配されている。
ただ、米中間での犯罪人引渡し条約は締結していない。
郭文貴氏の最近の発言は、ぶっ飛び過ぎ、事実関係にはなはだ疑問だが、中身は面白い。

中国習は、南シナ海で圧力をかけ続ける(日系)ハリス米太平洋軍長官を辞めさせようと米トランプに圧力をかけたというが、中国はその後いずれ時期が来れば辞めるとして報じていた。しかし、トランプ政権移行後、しばらく、自由の航行作戦が行使されなかったのも事実である。
両社の蜜月時代は、不動産屋の米トランプが単なる商売人・売名行為者であるため、日本にも何が影響してくるかわからない。
 中国の大きな懐に、何事にも一喜一憂した小人の米トランプは完全に包み込まれている。