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手足が樹木の枝のようなイボに覆われる皮膚病に侵されて手術を繰り返し、昨年いったん治療を中止していたバングラデシュの男性がこのほど、首都ダッカの病院へ戻り、さらに手術を受ける見通しとなった。
男性は同国南部の小さな町に住むアブル・バジャンダルさん(28)。
ダッカ医科大学病院で2016年以降、計25回の手術を受けていた。
しかし、昨年5月に自ら希望して帰宅。医師らは病院へ戻るよう何度も説得を試みたが、本人は拒否していた。
バジャンダルさんは今月20日、母親に付き添われて同病院を訪れたという。担当医は「半年前に来院してくれればよかった」と話す。病変は再発し、2.5センチほどの長さに拡大。手から足などにも広がっていた。

医師団は今後の治療方針を検討している。さらに5~6回の手術が必要になるという。

バジャンダルさんの病名は「疣贅(ゆうぜい)状表皮発育異常症」。
免疫システムの異常にヒトパピローマウイルス(HPV)感染が重なって起きる珍しい病気で、世界でも数件しか報告されていないという。

バジャンドラさんは10歳の時に発症。両手が侵されて日常動作もできない状態だったが、手術で本来の手を取り戻していた。
担当医によれば、今後必要になる手術の費用は3年前と同様、政府が負担する。
以上、CNN参照

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