自動車部品などステンレス加工のブラザー精鋼（株）（所在地：埼玉県北葛飾郡杉戸町本郷＊＊＊）は１月６日事業停止、事後処理を溝口哲史弁護士（電話０３－５５３７－７８７８）に一任して、自己破産申請の準備に入った。

負債額は約３億円。

同社は昭和４８年１１月設立の自動車関連部品やIT機器の製造加工会社。各種部品を製造し、以前は７億円以上の売上高を計上していた。

しかし、リーマンショック後、受注先工場などが閉鎖や海外へ移転し、受注が減少し続け、平成２９年１０月期には３億円台まで売上高が落ち、赤字から債務超過に至っていた。過去の各種加工機などの設備投資にかかわる借入負担も大きく、資金繰りにも窮し今回の事態に至った。