アイコン (株)イズミプロセス、高陽アルミ工業(株)(株)山陽社ほか(静岡・兵庫・埼玉)/特別清算申請 負債約57億

Posted:[ 2020年1月10日 ]



シール印刷業の(株)イズミプロセス(静岡市清水区伊佐布1546-9、本店登記:東京都港区芝大門1-10-11、代表清算人:福田豊)と関連でアルミ箔加工などの高陽アルミ工業(株)(埼玉県さいたま市岩槻区掛586-1、代表清算人:同)、アルミ箔製品製造の(株)山陽社(埼玉県さいたま市岩槻区掛586-1、同)、アルミ箔製品製造の(株)東西製作所(兵庫県丹波市市島町中竹田393-1、同)は12月17日、申請処理を澤野正明弁護士(電話03-6212-5500)ほかに一任して、東京地方裁判所へ特別清算を申請した。

負債額は(株)イズミプロセスが約39億円、高陽アルミ工業(株)が約11億円、(株)山陽社が約3.5億円、(株)東西製作所が約3億円。



(株)イズミプロセスは昭和54年1月設立の自動車やバイク向けシール印刷会社。M&Aで企業買収を繰り返し、イズミプロセスグループを形成していた。中核の同社は各種印刷も手がけ、平成29年8月期のグループ売上高は95億円以上を計上していた。

しかし、平成30年6月、関連会社工場で爆発火災事故が発生し製品供給ができなり、その後は大幅に受注が減少して信用も低下。同社グループは高陽アルミ工業と山陽社の事業所を閉鎖するなどリストラを図っていたものの、グループで堺市の和泉石灰建材(株)が負債額約8億円を抱え平成30年12月28日、民事再生を申請して経営破綻、グループ各社の動向が注目される中、(株)イズミプロセスは平成31年9月に資産を別会社に譲渡、解散を決議し、今回の申請となった。

 


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