アイコン チャーター機第一便から3人の感染確認、第2便帰還13人に発熱症状 武漢コロナ

Posted:[ 2020年1月30日 ]



29日、中国・武漢からチャーター機で帰国した日本人201人の中で3人が新型の武漢コロナウイルスに感染が確認され、うち2人は発熱などの症状が無かった。
チャーター機の帰国者で感染が確認されたのは初めてで、症状の無い人の感染が確認されたのも初めて。
感染が確認されたのは40代から50代の日本人の男女3人。

うち、40代の男性と50代の女性は帰国後に発熱などの症状はなかったが、念のため、国立国際医療研究センターでウイルス検査を受けた結果、感染が確認された。

も一人の50代の男性は、帰国したあとに喉の痛みなどがあって都内の指定病院に入院し、その後、夜になって38度台の発熱があり、検査の結果、新型コロナウイルスへの感染が確認された。
チャーター機を使って帰国した人で感染が確認されたのは初めてで、国内で感染が確認された人は11人となった。



また、201人の帰国者のうち12人が咳や発熱から入院している。3人の感染者以外も今後とも感染の有無を調べる。
(チャーター機内では発熱・咳など症状がない人たちと、症状のある人たちのグループに座席が分けられていた。2人は症状のないグループの席に搭乗していたことになり、機内で感染させた可能性もある。201人については引き続き、監視を続ける必要がある。)

帰国した人のうち2人は検査を拒否して自宅へ帰っており、検査官が問い合わせなどで監視を続けているが、検査を受けるように要請も続けている。
政府は次回のチャーター便から、検査を拒否する者は搭乗させないことにしている。(自分だけしか考えない人、感染源になる可能性もある)

210人を乗せたチャーター機第2便が到着した。
30日、210人を乗せたチャーター機が武漢から帰還した。搭乗者のなかで、13人に発熱や喉の痛みの症状があるという。13人は、即、駒込病院、墨東病院、荏原病院、豊島病院の4つの病院に搬送され入院した。検査を受ける。

中国の国営メディアによると、
世界保健機関(WHO)は28日、「外国人の避難は勧めず、国際社会に対して、落ち着いて過剰反応しないよう呼びかけている」と報じた。
新型コロナウイルスによる肺炎が流行している「中国から外国人を避難させることは不必要だ」との見解を示した。WHOのテドロス事務局長が28日まで中国に滞在していた。

このことから、中国政府が許可をおろさず、各国政府によるチャーター機による帰還が限定される可能性がある。

韓国政府は武漢に滞在する700人あまりを4機のチャーター便で帰国させる計画を打ち出したが、予定の第一陣向けに30日朝出発予定だったが、中国側からの許可がまだ下りていない。
日本のチャーター機の許可もなかなか下りず、かなり遅れたが、今回、中国政府がWHOに対して、上記の見解を発表させたことにより、さらに難しくなる可能性がある。

WHOのテドロス事務局長は、エチオピア政府の元閣僚(保健相、外相歴任)、中国がエチオピアに対して、通信・鉄道・工業団地造成などインフラ投資を行い、エチオピアを借金の漬物国に仕立てた時代の大臣である。
WHOの新型武漢コロナウイルスに対する見解でのドタバタ劇も、中国政府の意向に沿ったようなことが影響していると思われる。

 

 


HTML Comment Box is loading comments...



※記事の削除等は問合せにて。