武漢肺炎・新型コロナウイルスによる感染症の影響で、中国・武漢から部品のワイヤーハーネス(自動車の配線をまとめたもの)の供給が止まっていることから、韓国・現代自動車の国内工場の大半が7日、稼働を停止する。
現代と起亜は、ワイヤーハーネスを韓国内生産分の8割を協力会社3社が、中国で生産している。ほかの部品も多くが中国で生産している。
子会社の起亜自動車も10日、国内での生産を停止する。10日には現代と起亜の国内工場のほとんどが止まることになる。
国内3ヶ所にある現代の工場のうち、世界最大の自動車工場である蔚山工場と中部の牙山工場は4日から順次生産ラインを止めており、7日からは全面停止する。
南西部の全州工場もトラックの生産をすでに中断しており、7日はバスの生産ラインのみ稼働させる。
現代は10日には国内全ての工場で生産を停止し、11日は蔚山第2工場のみを稼働させる予定。その他の工場は12日の再開を見込む。